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シティ・オブ・ゴッド

「シティ・オブ・ゴッド」を観た。
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1960年代、ブラジルの都市リオ・デ・ジャネイロ。「シティ・オブ・ゴッド(神の街)」と」呼ばれる貧民街に、3人組のギャングがいた。ギャング団のひとりを兄に持つブスカペは、写真家を夢見る少年。ギャング団に憧れる同い年のリトル・ダイスは、リーダーのカベレイラとともにモーテルを襲撃し、初めて人を殺した。70年代、リトル・ダイスは街のギャング・リーダーとなる。町にはドラッグが蔓延し、ギャング団は麻薬ビジネスの組織を立ち上げて大金を稼いでいた。そして80年代、ひとつの事件から、神の街は熾烈な闘争へと突入していく。

何の予備知識もなくレンタルして衝撃を受けた。

スラムのギャングの話なんだけど、でてくるのは皆子供ばかり。ギャングの構成員が皆子供で、子供同士で平気で撃ち合いをするんです。

子供が子供を撃ち殺すってのはおそらく先進国の映画ではタブーなんじゃないでしょうか、他の映画じゃこんなシーンみたことありません。
でもこの映画じゃ平気でパンパン打ちまくります。そして汚いアスファルトに子供の死体がボロ雑巾のように打ち捨てられているんです。
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こんなシーンが平気で流れるような映画だが、陰惨な雰囲気は微塵もなく、ひたすらあっけらかんとした空気なのが逆に救いようが無い。
彼らにとって「強盗・殺人・麻薬」は日常なんですね。
当然ながら「カっとしてやった。今は反省している」なんて日本でよくみる台詞はこの映画では一切でてきません。
日本じゃポケモンだとかムシキングだとかでキャッキャ言ってるような年の子供が、「強盗も殺しもハッパもやった。俺はもう大人だ!」なんて台詞を吐くんです。

内容も衝撃的だが、映画としてもよく出来てると思う。ブラジル人で名前が覚え辛い上になんかよくわからんニックネームで呼ぶもんだから最初はとまどったが、各人の個性がハッキリ描かれてるので、名前がわからなくてもすぐに人物関係が把握できた。
そしてこれだけ殺しまくる映画なのに、重苦しい、非日常的な空気を全く感じさせず、むしろ全編通して陽気ささえ感じる自然な作品に仕上げてるところが、「こういうことが世界のどこかで今日も当たり前のようにおきてるんだよ?」ということを観てる人間に否応なく感じさせる。

130分程ある映画だけど、全く長く感じさせられることもなく一気に最後まで観せられた。

事実を元にした映画らしいんだが、エンターテイメントとしても、ドキュメンタリーとしても素晴らしい作品じゃないでしょうか。

この映画みて、アスファルトから大根が生えたくらいでニュースになる日本という国に生まれてホントよかったなと心の底から思いました。


「シティ・オブ・ゴッド」
★★★★☆

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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Comment

TBあり^^

確かに大根が生えてきただけでメディアに取り上げられる日本はまだ平和ですね(笑)
神の街で起きてることが日本で起きていれば毎日新聞1面に取り上げられそうですね(´Д`;)
日本の子供はよく意地悪されたり、嫌なことがあると冗談で『殺すぞ!』とはったり言うけど、この世界だとマジで殺されますからね(´Д`;)
あまりにも非日常的な世界な為衝撃度は大きいですよね。
リトル・ダイスが死んでも次の新しい子供が次々と出たり終わりのない闘争がいつまでも続くんでしょうかね。

>KAZUさん
あれが日本で起きたら号外ニュースモノですね(笑)
我々にしたら非日常なのに、ごくごく自然に描かれている劇中にカルチャーショックを受けますよね。そして同時に「日本で良かった・・」って思ってしまうのも正直なところです(笑)

トラバごちです。

これは本当に大きな願いのこもった映画ですよ。軍事政権でさえもあの場所に治安の必要を感じてなかったっぽいですからね。

>maxiさん
すごい映画でしたね。個人的に、ブラジルの警察って世界で最も信用できない警察ってイメージがあります(笑)

はじめまして

最近DVDで見たのですが・・・最初から衝撃でした。スタイリッシュと言うか、よくできてると言うか。内容的に重いんでしょうけれど、あの明るいノリはまるで青春映画のようだと感じました。
TBさせていただきます~

>カオリさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
あの底抜けの明るさが逆に救いようがないですよね。彼らにとってはあの日常がまぎれも無く「青春」なのかもしれません。

ドキュメンタリーとしてもエンターテイメントとしても良くできた作品でした。

こんばんは☆

baohさん、トラバ&コメントありがとうございました。
こちらからも後ほど返させてもらいますね。

そういや、ありましたね!!
アスファルトから大根(笑)

シティ・オブ・ゴッドに生きる子供達の何割が大人になれるんだろう・・・とちょっと悲しくなりましたね。
こんな映画を観ると、日本はまだまだ平和だなぁと改めて思いますね。

そうそう、大変恐縮なんですが、baohさんにバトンを回させて頂きました。
スルーも全然OKなので、気軽に見といて下さい(笑)

>マイコさん
大根ネタ、この記事書いた時にはタイムリーなネタだったんですよ。誰かにちぎられて泣いてるおばちゃんとかいたりして(笑)

なんだかんだ言ってもやっぱ日本は平和ですね。ブラジルの貧民街ってアメリカのハーレムの100倍くらい危険なイメージです・・

バトン受け取りました!近いうちにやらせてもらいますね~。

初めまして

fizz♪と申します。どうぞよろしくお願いします。
TBさせて頂きました。
衝撃の過酷な現実でしたね。
なのに映像が素晴らしくて、本当に傑作だと思いました。

baohさん こんばんは!
またまた過去記事に失礼します。
出てくる人物が悪人がほとんどの割りに妙に
憎めないのが,重苦しさが無くてよかったです。
>各人の個性がハッキリ描かれてるので、名前がわからなくてもすぐに人物関係が把握できた。
これ僕も感じました,普通これだけ登場人物が多いと誰が誰だか
分からなくなるのですが,すんなり没頭できました~

>fizz♪ さん
初めまして、こんばんは。
良い作品でしたね。ストーリー・演出・映像、エンターテイメントととしても素晴らしかったと思います。衝撃的でした。

>hiroさん
こんばんは~。
とんでもないことやってるのに、全然悲壮感がないんですよね。あっけらかんとしてるというか。そこが妙なリアリティがあって戦慄してしまいました。日本じゃありえない日常ですよねw
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