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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
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テレビ視聴率89.7%、日本中の目を釘付けにした「あさま山荘」の内部では、一体何が起きていたのか。彼らはなぜ、山へ入り、同志に手をかけ、豪雪の雪山を越え、あさま山荘の銃撃戦へと至ったのか。

「共産主義?なにそれおいしいの?」

なんて言いそうになるくらい学の無い自分でも十分入り込める作品でした。

共産主義とか社会主義とか、何だかネガティブな印象しかありません。共産主義っていったら中国共産党を連想するし社会主義といえば崩壊したソ連を連想してしまいます。どっちもロクなもんじゃない。単に無知なだけなんですけど、この程度の人って多いと思います。学生運動の盛んだった団塊の世代の方々にはこの映画は引き込まれるものがあるのかもしれませんね。

この作品、連合赤軍の結成からあさま山荘事件までに至った経緯が描かれた作品です。山岳ベース事件やあさま山荘事件などは有名ですし、私もその詳細などは以前に興味本位でネット等で調べたことが合ったので知っていたのですが、改めてストーリー仕立ての映画で見ると強烈ですね。特に内ゲバリンチ殺人の舞台となった山岳ベースでの出来事は密室スリラーといっていい。これぞソリッドシチュエーションスリラー!だって本物ですもの。シャレになってません。まさに極限状態、恐怖に支配された集団が次第に狂気を帯びていくサマがじっくりねっとりと描かれていて引きこまれます。
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「きたるべき銃による殲滅戦に備えて自己を共産主義化しろ!」とかいいながら10人くらいで山にこもってマラソンしたり匍匐前進したり、端から見たらあんたら何してんの?ってカンジですからね。殲滅されるのはお前らだろってカンジなんですけど、やってる本人たちは大真面目というからその時点で狂ってます。

そんな中で最も狂ってるのが「自己批判」と「総括」。この総括という単語は聞くたびにこの映画を思い出して鬱になりそうな予感がします。自己批判はそのままの意味なんですけど、この総括というのがクセものなんですね。「共産戦士になるためにどう反省したか」というような意味なんですが、これの正解など無いに等しいんです。何を言おうとも、思いのたけを叫ぼうとも、「ちがーう!お前はわかってなーい!」とイチャモンつけられて死ぬまでボコボコですからね。総括=死刑宣告みたいな異様な空気になってきたあたりがこの作品の最大の見所でしょうか。確かにこの中に入れば誰だってこうなるでしょう。決して逆らえない、異を唱えようものなら即集団リンチにかけられるんだから、何も言えるはずが無い。ジっとボロを出さないように、周囲に同調していくしか選択肢は無いのです。
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というわけでスリラーとしても一級の迫力がある作品となっています。集団心理の恐ろしさというか、レールから外れてるのがわかってるのに誰も止められず、破滅へ向かって暴走していく様子が生々しい。山岳ベース事件などはかなり忠実に描かれているようで、これをマジにやったのかと思いながら眺めていると軽く鬱に入りますね。坂井真紀の顔面破壊なんて見てられませんでした・・・昔好きだったのに・・・

というわけで、史実を知る人も、知らない人も一見の価値はある作品だと思います。日本の、それも二十歳そこそこの若者達がこんな思想を持って銃を手に革命を目指した時代があった、という事実だけでも、映像で見せられると中々衝撃的なものですね。


「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
★★★★☆☆
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戦慄の山岳ベース事件の詳細はこちら→wiki
永田洋子→wiki
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Comment

この人たちが多大な影響を受けたであろう中国の文化大革命でも「自己批判せよ!」っていうのが吊るし上げの定番だったみたい
その授業でゼミの教授が(わたくし東洋史学科でした)この人たちと同世代で、自分はノンポリだって言ってたけど、それでも「自己批判せよ!」っていうのが学校で流行ってたんだって
友達同士で自己批判せよとふざけてるうちはいいけど、ここまで来ると思想の問題じゃない、思想を笠に着たタダの変質者じゃないかと・・

>>ぐー
自己批判とか総括とか、当時は結構使われた言葉みたいね。暴力による総括とか、どうやったらそういう発想になるんだよってカンジなんだけど、大マジだもんなぁ・・・集団心理って怖いね。
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