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ビッグ・フィッシュ

「ビッグ・フィッシュ」を観た。
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死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか?

そろそろ年末というのにこれといった名作佳作に出会うことなくビミョ~な映画ばかり観ている今日このごろ、今年のマイベストに入れたくなるような作品に全然出会ってません。これじゃイカンということで、どっかの誰かが「イイヨイイヨ~」って言ってた作品を重点的に観ようかしらと思い立ってこの作品をチョイス。


思えば私、ティム・バートン監督とはイマイチ相性がよろしくない。実は大人気だったチャリチョコもコープスブライドもナイトメアビフォークリスマスも観てないんですよね。シザーハンズと猿の惑星、スリーピーホロウは見ましたが全然印象に残ってません。そんな中でもこの作品は「ティムバートンらしからぬ」ストレートな良作と聞いていたので期待して観た。
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これは中々良いファンタジーですね。巨人がでてきたりメルヘンのような村がでてきたり、劇中は御伽噺そのものなんですけど、どこか押さえ気味でやりすぎない雰囲気が味わい深い。というのもこのオハナシ、劇中のファンタジーは全てオヤジのホラ話という設定なんですね。このオヤジというのが口を開けばホラ話というから、その話しをずっと聞かされてきた彼の息子もウンザリしきっていつのまにやら絶縁状態だったのですが、何故かそんなオヤジは周囲から人望のある人気モノだったりするからこの息子は納得いきません。

そんな息子が死期の迫った親父を数年ぶりに見舞った時に偶然倉庫で目にした父親の過去、そこから「本当の父親の物語」を目にするんですが、ここから始まる「父親の実話」と前半の「ホラ話」の対比がとってもいいですね。父親のホラ話に彼の実際の過去を重ねながら進行する物語の後半はジンワリできます。ホラばかり吹いてるように見えた父親が何故こんなにも皆に愛されていたのか、前半と後半が一気に収束して一つになるラストシーンでは不覚にも目頭が熱くなってしまいました。
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「ティムバートンらしさ」というと従来のファンには物足りないのかもしれませんけど、その「らしさ」が肌に合わなかった私のような人間には全く新鮮なティムバートン作品となっています。現実と夢の狭間のようなフワフワした世界観に個性豊かな愛すべきキャラクター達の中、唯一世俗的な息子の存在に鑑賞者は自分を重ねて物語に入り込むんですね。そんな息子の視点で御伽噺の世界を彷徨った後のあのフィナーレ、現実とファンタジーが重なりあうあの瞬間は見事としか言いようがありません。

やっぱり皆がいいというものは良作の可能性が高いですね。当たり前なんですけど、観る前からイイヨイイヨ~なんて言われたら何となくスルーしちゃうヒネクレ癖も考え物です。今年もあと2ヶ月、今まで何年もスルーし続けていた「みんなのオススメ」を少しづつでも鑑賞していきたいと思います。「愛すべきビミョ~映画」の間にでも(笑)


「ビッグ・フィッシュ」
★★★★☆☆

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Comment

夢いっぱいのホラ話

夢の中の世界ですよね。
あるわけのない不思議な話がちゃんと成立していて
ユーモラスでハートフルでとっても魅力ある作品。
それにしても最後の写真の二人、すごい身長さですね。
巨人が作り物ではなく本当の人間だったというのも驚き。
ワンダフル~!!

>>ジュンさん
え、あの巨人ってホンモノだったんですか!?それは確かにワンダフル(笑)この作品、ラストがすごく印象に残ってます。ティム・バートンの作風ってどれもピンとこないの多かったんですけど、これは良かったです。

今さらですが、やっとコレ観ました♪
どこにでもいると思いますが、父親やお爺さんが昔の話を何度も何度も繰り返して『もー、その話は耳が腐る程聞いたって!』って言われてショボくれてる姿を思い出しました(笑)
今度からはちゃんと話を聞いてあげよぅ…って思いましたね、ハイ☆
長かったですけど飽きずに観れたし良かったです。
しっかしあの双子さん、ホンモノかと思って観てましたxxxそんなワケなかったですね(笑)

>ズズさん
>『もー、その話は耳が腐る程聞いたって!』
それは禁句ですよ!何度も言うってことは、そのハナシはきっと当人にとって忘れられないくらい印象深い出来事で、人に話したくて話したくてしょーがないハナシなんでしょうから、「へ~、すごいね~」と相槌うちながら聞いてあげましょう(笑)
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