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デジャヴ

「デジャヴ」を観た。
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543名もの犠牲者を出した、凄惨なフェリー爆破事件。捜査官ダグは、手がかりを握る一人の女性の遺体を見た瞬間、強烈な“デジャヴ”に襲われた―「私は、彼女を知っている・・・」。

何も考えずに観れてそれなりに楽しめる軽めの映画、そんなの娯楽作といえばやっぱりこの人、ジェリー・ブラッカイマー。単純なストーリーにド派手なアクション、凝ったCGを使いまくりもちろん主演はA級スター。でも観た後にはな~んにも残らないという娯楽映画の帝王ですね。作家性なんかクソ喰らえという徹底した商業主義に基づいた作風も、ここまでやってくれれば逆に清々しいくらいです。彼に比べたら日本の秋元康なんて小物もいいとこです。

というわけでそういう映画が観たい気分だったので迷わずこの作品をレンタル、鑑賞してみた。


ん?ちょっと彼らしくない・・・?

この作品、所謂タイムトラベルものなんですが、彼の手がける作品のウリである「単純明快ストーリー」「スカっと爽快エンディング」が足りないような・・・それに劇中はどことなく哀愁が漂ってますよ。主演はデンゼル・ワシントンと中途半端に地味だし。う~~ん、もっとこう、ナショナル・トレジャーとかパール・ハーバーとか60セカンズみたいなのを期待してたんですけど。

というのも、「過去に戻っていっぱい爆破して事件解決!最後はキスしてハッピーエンド★」っていうお子様でも安心の単純ストーリーではないんですね。いやまぁ、大筋は「過去に戻って事件解決」だし爆破シーンもいっぱいあるんですけど、観終わってから腑に落ちない点が多々あるんです。
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死体袋で鳴ってた携帯は誰のものなのかとか、ワニに食われてたのは誰なのかとか、他にも劇中は妙に意味深な描写がいっぱいあるんですね。けどそれらの複線の多くが回収されないままエンディングを迎えるわけです。

これってどういうことなんでしょう?デンゼル・ワシントンは何度もあのフェリー事故の時間にタイプスリップしてたってことでいいのかな?劇中で「過去に干渉して派生した平行世界はそのうち消滅する」って台詞がありましたけど、フェリー事故の起こったデンゼル・ワシントンが元いた世界は平行世界だったってことでしょうか。だからこそ女の死体を観てデジャヴを感じたり、異常に彼女に執着したり、よくわからない意味深な描写があったり・・・メインストリームとなる「時間」はあくまで「フェリー事故を未然に防いだ世界」ということなんでしょうか。
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そう考えてもイマイチ釈然としない物語なんですよね。そもそも過去を映すモニターにペンライトあてたら映ってる女が反応するなんてムチャクチャもいいとこですよ。なんでただのモニターが時空を超越してるんだよ、なんてつっこみそうになりました。そんなのならタイムスリップするためにリスク犯してあんな大掛かりな装置に乗り込まなくても、モニターめがけてダイブすれば過去に戻れるジャーンなんて思ってしまいますね。

他にも「複数の衛星で熱感知した過去の映像を再現・・・」っていう設定のくせに、家とか車とか服とか小物まで完璧に再現してるってどーゆーこと?なんてつっこみどころを挙げ出したらキリがないほどテキトー設定なんですけど、そこはブラッカイマープロデュースです。反応したら負けなのかもしれません。
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というわけで細かいところは破綻しまくってくるクセに、パラドックス的要素だけは妙に小難しく作ってくれている作品となっています。なんだかどっちつかずなんですよね。ラストは「切なさ」を演出してくれてるんですけど、同じタイプスリップものの「バタフライ・エフェクト」なんかと比べるとその切なさの感じ方は月とスッポン鍋ほどの差があります。中途半端な人物描写なのでどうにも感情移入しにくいんですよね。ブラッカイマー印としては微妙な作品ですが、1本の映画としては可もなく不可もなく、といった印象でしょうか。1年後にはレンタル落ちワゴンセールで500円くらいで売られてる作品かもしれません。



「デジャヴ」
★★★☆☆☆

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テーマ : 今日観た映画
ジャンル : 映画

Comment

baohさんお久しぶり\(*^▽^*)
デジャヴいまいちでしたか?
私もわからないところはいっぱいあるんですけど
そんなのどうでもいいか・・・と思えるほど結構これは楽しめちゃいました。
デンゼル・ワシントンすごくいいし、なぜかだんだんと納得できてしまう展開だったんですよね。

そしてこの下の記事「プリズン・ブレイクseason2」が気になって気になって・・・
私いまだにレンタルできてません(TmT)ウゥゥ・・・
自分の目で確かめるまでは他の人の感想も見ないようにしているので
タイトルだけ眺めてジタバタしてます。

>ジュンさん
お久しぶりです!( ゚∀゚)ノ

この映画、イマイチってほどでもなかったんですけど、ブラッカイマーらしい単純明快ストーリーを期待して観ただけにちょっと肩透かしくらったような印象でした(笑)

そしてプリズン・ブレイク、ジュンさん未だに「貸し出し中」の呪縛から解放されてないんですね?早く鑑賞できることを祈ってます(笑)

baohさん

気になってたけど、、、、可もなく不可もなく、かぁ。
(やっぱり )v-205
デンゼルの映画ってどうも。。。
1年後にレンタル落ちで安く売られてそう!確かに~  笑

あ、そうそう、わたしが言ってたプレミアの編集長はグレゴリーさんですv-218

>migさん
デンゼル・ワシントンってオスカーも獲ってるし大物俳優なんですけど、いまいち地味な印象です。そういう役ばかり選んでやってるのかもしれませんけど・・・

あ、やっぱりグレゴリー・スターさんでしたか!あの人のコラム好きだったんですよね~。

Baohさん お久しぶりです

本当にご無沙汰してます。

映画見てるヒマがなくなってしまって ついつい足を遠ざけてしまっておりました・・・なんか申し訳なくって。

ワタシもこれ すんごい昔にDVDで観たんですが 最初のシーンでいきなりなんか メイキングみたいになって 

「ウ~ンこれで 過去に帰ってるわけね」

とか思ってみてたら ブラッカイマーみたいな人が出てきて

「さ もっかいスタート!」

とか言い出して そのうえに後ろでなにやら解説めいたことが始まって・・・。

「あ、 頭がおかしくなった?」

と慌ててみたら DVDの故障でした。
恐ろしいことに 映画が始まってから4分くらいすると 自動的にスペシャル特典に移動!という誤作動でした。

いやー本当にデジャビュしちゃったですよ。

ではまた。

>プリシラさん
こんばんは~。別に気使ってコメントしてもらわなくても(笑)

そのDVDプレイヤー、かなり特殊な故障の仕方ですね~。でも4分たったら自動的にラストのオチに飛ぶ故障じゃなくて良かったですね(笑)
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