トリコロール 白の愛 

「トリコロール 白の愛」を観た。
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パリ。まだ片言のフランス語しか話せないポーランド人のカロルは、性的不能が原因でフランス人の妻ドミニクに離婚を求められている。カロルは裁判所で時間がほしいと哀願するがドミニクはもう愛してない、と言い捨てる。行き場をなくしたカロルは地下鉄の通路で同郷のミコワイに出会う。

「青の愛」に続いてキェシロフスキ監督のトリコロール三部作第二段。このシリーズ、以前に鑑賞した同監督のデカローグシリーズと違ってだ〜れもレンタルしてないからサクサク借りれていいかんじです。今作でのテーマは三色旗の「白」にちなんだ「平等」。


ジュリー・デルピー出番すくねぇw

デカデカとパッケージになってる割に出てるのなんて最初と最後のちょこっとだけじゃないですか。この女優さん、実は好きなんですよね。「ビフォア・サンライズ〜サンセット」といい「ティコ・ムーン」といい、私の大好きな作品に出演の多い女優さんだっただけに期待してたんですが、とんだ肩透かしです。
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ストーリーとえば、性的不能が原因で嫁に捨てられた男が彼女の愛を取り戻すまでを描いた物語です。そういえばデカローグでも不能男の物語がありましたね。キェシロフスキさんはどうやらイ○ポがお好きなようです・・・イ○ポ=男としての自信喪失、という図式はデカローグでも今作でも同じですね。嫁の愛が冷める要因は直接的な「勃たないモノ」ではなくして、「男としての自信喪失」が原因というわけです。でも男というのは情け無いもので、自分の役立たずのぞうさんが原因の全てだと思いこんでいるんですね。「男は下半身でモノを考える」なんていいますが、まさにその通りですね。世の男性諸君は将来不能になってもとりあえず自信満々でいることを心がけましょう。パートナーには「勃たなくても俺は俺さ」なんて余裕の表情を見せつつ、こっそりED治療に通うのが懸命です。
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妻に捨てられ、パリから故郷であるポーランドに帰った主人公は危ない橋を渡りながら一旗あげるんですね。ボロ雑巾のような状況から一転、事業に成功して高級スーツを身に纏い、運転手付きのボルボを乗り回すあたり非常にわかりやすい(笑)自信を取り戻した主人公、どうにかして元妻を振り向かせようと一計を案じます。


「白」のテーマらしく、今作では白の描写が随所に挿入されていますね。光に包まれた思い出の中のウェディングの描写が印象的です。しかしテーマであるはずの「平等」という部分が非常にわかりにくい。鑑賞中は正直言ってよくわからず、DVDの作品解説を読んで初めて「あ〜なるほどなぁ」なんて思ったくらいですからね。冒頭は主人公と妻の「愛」に関するお互いの立場は明らかに妻上位です。想いの強さを比べると愛って不平等なんですよね。目線がまるで違うわけです。そんな主人公が紆余曲折を経て、ついには妻と平等の目線に立ってお互いの愛を確かめ合うわけです。テーマこそリアルですが、今作では劇中がちょっとトンデモ展開でほとんどコメディなんですよね。これはこれで楽しめましたが、ひまひとつグっとくるものが足りない印象の作品でした。



「トリコロール 白の愛」
★★★☆☆☆

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コメント

ヨーロッパでのパッケージは困惑顔のカロルの後ろに薄っすら笑みを浮かべたドミニクが立っている感じでしたよ。

初めてこのシリーズを鑑賞したときは赤が一番印象に残ったのですが、後々思い出すのは何故か白ですね。

>もやしさん
画像検索してた時、そのパッケージいっぱいでてきました。なんだかこのオッサンのアップをブログに載せるのがイヤだったもんであえて採用しませんでした(爆)

今のとこ個人的には青>白ですね。赤は評判いいので楽しみです。

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