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家の鍵

「家の鍵」を観た。
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恋人を出産で失った衝撃から、生まれてきたわが子を手放してしまったジャンニ。15年の空白を経て、障害をもつ息子・パオロと再会する。彼をベルリンのリハビリ施設に送り届けることになり、短い旅の中で2人は最初は戸惑いながらも少しずつ変わっていき…。

障害を持った子供をメインに据えたヒューマンドラマという触れ込みにこのパッケージ、どことなく「ハンディを背負った人間をネタにしたお涙頂戴映画」に見えてしまって普通なら嫌悪感を感じてまず観ないところだが、シャーロット・ランプリングが出演してるという理由だけでレンタルしてみた。このおばさん、何故か妙に気になるんですよね。


そんな単純なお涙頂戴映画じゃ、全然ありませんでした・・・

生まれてきた子供が障害児だったら?


男と女では子供に対する見方がまるで違うのかもしれない、この映画を観ているとそんなことを感じてしまいますね。障害をもった子供に接する父親を観て、同じく障害を持った子を持つ母親の台詞。

「不安げでおどおどした目つき。まるで・・・他人への迷惑をわびるかのように」
「伝わってくるの。彼は恥じている・・・と」


私は独身だしもちろん子供を持った経験もないが、この父親の気持ちは理解できる。私が彼の立場でも、間違いなく同じような気持ちになるでしょう。そういう気持ちがあると自分でわかっていても絶対に認めることはできないし、口にだすこともありえないんだけど、確かにこういう気持ちになるんじゃないかと思ってしまいますね。対して母親はどういう気持ちなのか、私にはわかりませんが、父親の感じ方とは違うということだけは理解できます。
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この障害児をもった二人の親の演技が絶品です。15年ぶりに息子と再会した新米パパと、すでに大人になっている重度の障害をもった娘の世話をしつづけている母親、二人のそれぞれの立場での演技が素晴らしい。

意味不明な発言と突飛な行動の息子に対してイライラと愛おしさの入り混じった視線の父親、負の感情からくるストレスを押し殺し、それでも息子と共に歩んでいこうとする彼には、半ば痛々しささえ感じてしまいます。対してそういった感情は全て腹の底にしまいこみ、達観したかのような表情と物腰で娘に接する母親。特にこのシャーロット・ランプリグ演じる母親の演技は真に迫るものがあります。夜のホームで搾り出すように出た言葉。

「死んでくれたら・・・」


絶対に口にだすことが許されない台詞、そんな台詞を長年娘を献身的に世話してきた彼女だからこそ重みがあります。この一言にあらゆる気持ちを感じることが出来るんですね。許されない台詞だからこそ、感じるものがあります。
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「子供のうちは皆、笑顔で頭を撫でてくれる。でも大人になったら?」


一生かけて子供と向き合っていく、それがどういうことなのか私には想像もつきません。いや、想像したくない、と言った方が正しいかもしれない。正直、想像するのが怖い。親の立場でみるとより深く感じることのできる作品なのかもしれませんが、今の私には受け止めきることが難しい作品でした。


「家の鍵」
★★★★☆☆

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※この作品はイタリア映画、当然言葉はイタリア語です。でも舞台はドイツ。シャーロット・ランプリング、イタリア語に加えてドイツ語までしゃべってましたけど・・・。英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・・・この人一体何ヶ国語話せるのw
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Comment

こんにちは★

シャーロットランプリングをおばさん呼ばわりするなんて!!(笑)

私も記になる女優さんのひとりです。
今もお美しいですが、昔の彼女のキレイさはハンパないですよ~。

baohさん☆

お祝いコメント、一番にありがとう~♪嬉しかったよ~(泣)
あ、まぼろしのおばさんだ!(笑)
この映画観てないのです。
良かったみたいね☆
気になるなぁ、、、、。今ぜんぜんDVD観てる時間なくって1本だけ今借りてるんだけど、、、。
あ、そうそう☆
ダイハード4にbaohさんお気に入りの女の子出てますよー♪(もう知ってるかな)

>マイコさん
どこからどうみてもおばさんじゃないですか!!(笑)

このアンニュイな表情がたまりませんよね(謎)気になります。昔はキレイだったんですか。ちょっと画像検索かけてみます(笑)

>migさん
まぼろしのおばさんです!そしてスイミング・プールのおばさんでもあり氷の微笑2のおばさんでもあります(笑)このおばさん、何か好きですw

>ダイハード4にbaohさんお気に入りの女の子出てますよー

ん?どれどれ・・・



メアリー・エリザベス・ウィンステッドの名前が!!しかも主要3キャストについでの扱いじゃないですか(goo映画)。ジワジワきてますね~。私の観る目は間違っていなかった(笑)そろそろブレイクかも?

シャーロット

Tbありがとう。
シャーロットは知性的ですし、数ヶ国語をあやつれますね。僕のもっとも好きなどきどきする女優です。劇中の彼女の娘は言語障害でもありますからね。コミュニケーションのよすががとっても難しい。そこから、「死んでくれたら」という禁忌の言葉にリアリティを感じてしまいます。

>kimion20002000 さん
こちらこそTBありがとうございます。

シャーロット・ランプリングの演技が凄かったですね。あの言葉を言った時の何とも言えない表情、印象的です。
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mini review 07057「家の鍵」★★★★★★☆☆☆☆

カテゴリ : ドラマ 製作年 : 2004年 製作国 : イタリア 時間 : 111分 公開日 : 2006-04-08~2006-06-23 監督 : ジャンニ・アメリオ出演 : キム・ロッシ・スチュアート、シャーロット・ランプリング出産で恋人を失くしたショックから、息子パオロを手放したジャンニ。

『家の鍵』'04・伊

あらすじ若き日、出産で恋人を失った衝撃から、生まれてきた我が子も手放してしまった父親ジャンニ。15年の空白を経て、障害を持った息子パオロと出会った彼は、パオロをミュンヘンからベルリンのリハビリ施設に送り届けることになった・・・。感想文部科学省選定東京都..
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