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フランドル

「フランドル」をフランス映画祭 in TOHOシネマズなんばにて鑑賞。
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フランドル地方の小さな村に暮らす少女バルブは男たちと情事を重ねる。彼女を強く思うデメステルはやがて戦場という非日常の中で自分を失い、さまざまな罪を犯すが、故郷へ戻った彼をバルブは優しく受け入れるのだった。

カンヌで賞とる作品って「観客を突き放す突然の幕切れから無音のエンドロール」がお約束なんですかね。観るものに深い余韻を与えて考えさせる、という手法としては効果的だと思いますけど、こうまで色んな作品で見かけるようになると、なんだかなぁ、と思ってしまいます。

この作品も観始めてすぐに「この雰囲気は・・・また唐突幕切れ&無音エンドロール映画か!?」と思ってしまいました。そして観終えてみれば案の定です。なんだか芸がないなぁ。


この映画、終わり方こそお約束ですが劇中は一筋縄ではいきません。私の観る目がないだけかもしれませんが、鑑賞中は一体何がテーマになっているのかサッパリわかりませんでした。劇場は半分くらい埋まっていたのですが、フランス映画祭の平日夜のチケットを買ってまでこの映画を観に来るようなお客さんたち、それなりにこの手の映画の見方を心得た方達ばかりだと思うのですが、上映後はあちこちで「わかった?」「わからん・・・」って会話が聞こえてきましたからね。

いくら考えても「これだ!」ってテーマが浮かんでこないので帰宅して公式サイトを眺めてみると、どうやら「罪と赦し」がメインのテーマのようです。他の感想ブログなんかもいくつかあったので覗いてみると、みなさん公式見解をコピペしたような文章ばかりでした・・・・言い回しくらい変えましょうよ。「マグダラのマリアのような」なんて普通書けませんって。

といっても、ストーリーが難解というわけではなく、テーマがわかり辛いんですね。フランドル地方の田舎に住む若者達の物語なんですが、超のつくド田舎なので相当過疎ってるんですね。若者なんて男4,5人女2人くらいしかでてきません。この女の一人が、彼氏いるくせに誰彼かまわずヤっちゃうんですね。奔放というかふしだらというか、とりあえず寂しい男をみかけたら思わず体を許しちゃうという女神のような女性なわけです。
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そんな彼女を彼氏はモンモンとしながら鼻息荒く見つめているんです。というかホントに鼻息が荒い。前半は台詞よりこいつのフンフン言う鼻息ばかり流れてます。こんな鼻息映画初めて見ました。超寡黙な男なので、鼻息の緩急で観客は彼の心理を読み取るわけです(冗談のようでマジな話)。

そんな中、男たちは戦争へ狩りだされてしまうんですね。ここから突然戦争映画に早変わり、残虐映像と鬼畜行為がこれでもかと繰り返されます。前半のノンビリした田園風景からのギャップがすごすぎてビックリですよ。ホンワカしてたらいきなり黒焦げ死体のグロ映像ですからね。心臓の弱い方は注意が必要です。
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極限状態の中で罪を繰り返す男たち、このあたりがこの映画でいうところの「罪」にあたる部分なのでしょう。そんな地獄の黙示録のような世界から生還した男、当然自分が戦地でしてきたことを考え、罪の意識に苛まれるんですね。アメリカのイラク帰還兵も半数くらいがPTSDに悩まされるという話を聞いたことがあります。それほど過酷な環境なのでしょう。そんな傷ついた男を彼女はどのように迎えるのか・・・
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とまぁ、知ったような口ぶりでレビュー書いてますけど、鑑賞中はホントにテーマがわかりませんでした。前知識ゼロで観るとかなり辛い作品だと思われます。カンヌでグランプリ獲ってる作品ですが、これに比べるとハネケの映画がとってもわかり易く感じてしまうくらいわかりにくいです。

この作品のテーマ、それは「罪と赦し」です!これから見る予定の方は、それを頭の片隅において鑑賞なさってください(笑)


「フランドル」
自分で理解できなかったので採点不能

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GW公開


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Comment

スルーしました。

こんばんは。

ぼくもこの映画は……。
あとでプレスを読むと、
あ~あ、そういうことを言っていたのか
(「罪と赦し」もその一つです)---になるのですが、
観ている間は、とてもそんな風には思えませんでした。
彼女の発狂も、「見捨てたのを観ていた」も
全部、後づけになってしまう。

第一、あの女性に「聖」を感じられなかったです。
でも、これはぼくの感性が鈍いからかも-----
と思うとスルーせざるを得ませんでした。

あっ、『輝ける女たち』TBがうまくいっていないみたいでした。

>えいさん
あ、お仲間が(笑)

ほんとわけわかりませんでしたよね。でもこの作品、カンヌで満場一致でグランプリらしいです。私の観る目がなかったのでしょうか・・・ちょっと納得できません(笑)

公式見解みてから評価するなんて、個人の感想ブログでは何の意味もないことですからね。スルー、潔いと思います(笑)
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真・映画日記(2)『フランドル』

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