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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

「レイングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」を観た。
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カチカチに固めたとんがりリーゼントに、同じように爪先のとがった靴をはき、旧ソ連の軍服でR&Rを唄いまくる怪しの集団、レニングラード・カウボーイズを主役に、ロシアを思わせるツンドラ地帯の故郷を後にした民俗音楽バンドが、ひと山あてようと企むマネージャーにそそのかされアメリカへ渡る。

トータル・カウリスマキシリーズ第2弾、1巻に2本の作品が収められているシリーズです。といってもデカローグシリーズのように1本60分という短編の連作ではなく、どれも90分前後の独立した映画です。今回は第2巻から「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」。


すごいリーゼント(笑)
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嶋大輔も真っ青の超絶リーゼントでキめたバンドのロードムービー。とりあえず冒頭は彼らのヘンチクリンっぷりに笑えます。こんなハードな格好をしてるのに演ってるのはロシア民謡ですからね。しかも無表情。ツンドラ地帯の荒涼としたド田舎のほったて小屋でこのビシキメ男たちが演奏してるところから物語は始まります。

ロシア(?)のレコード会社の人間と思われる人に「アメリカへ行け」と言われた彼ら、「アメリカか・・・いとこが向こうへ渡って行方不明になったんだ・・・」といいつつ壁に掛けた写真に目をやると、そこにはリーゼントのリンカーンの写真が(笑)とりあえずアメリカへとんだ一向は紹介してもらった人間に演奏を披露、すると今度は「メキシコへ行け」。ここから一路メキシコへ向かうロードムービーの始まりです。

とは行っても金の無い彼らは道すがらのクラブやバーでドサ周りしながら旅するんですね。しかしロシア民謡なんてウけるわけない。時代はロックンロールです。「お前らロックン・ロールって知ってるか?」というわけでお勉強、場面かわるともうロックを演奏してます(笑)そんなわけで旅が進むごとに音楽のバリエーションが増えていくんですね。それをいいことに同行する悪徳マネージャーが小銭を溜め込こんで、メンバーには食うものも食わせず一人だけリッチになっていったりするわけです。
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このレニングラード・カウボーイズ、映画の中でよく「ヘタクソ、最低だ」なんて言われるんですが演奏は普通に上手いです。コーラスまでバッチリですからね。それもそのはず、実際にフィンランドで活動していたSleepy Sleepersという実在のバンドなんですね。それがこの映画でブレイク、バンド名をそのまま「レニグラード・カウボーイズ」と改名して、現在でも活動している現役ロックバンドのようです。
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アキ・カウリスマキの初期の作品ですが、もう完全に彼の世界が確立されていますね。まず台詞が異様に少ない、バンドメンバーなんてほとんどが一言も話しませんからね。それどころか名前すらありません(笑)でも別に「誰が誰だか・・・」なんてことにはならないんですね。「悪徳マネージャーとバンド」という非常にわかりやすい図式でストーリーは進むので混乱することなく鑑賞できます。この人の映画ってほんとにわかりやすいですね。無駄な要素が全くない、台詞すら必要最小限です。説明なんてありません。でもとってもわかりやすいんですね。この作品はコメディなんですが、映像と効果的なカット割りだけでクスクスさせてくれます。このへんは彼の作品全てに共通するものがあります。

というわけでこの映画、ロードムービーではお約束の「自分探し」的な要素なんてこれっぽっちもないのですが、どことなく愛嬌のあるキャラクターたちと、監督特有のすっとぼけた笑い、そして演奏される多用なジャンルの音楽が散りばめられたなかなかの佳作でした。


「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」
★★★★☆☆

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Leningrad_Cowboys_Go_America.jpg

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Comment

懐かしい・・・

日本だと こういうのが 2本セットで売られているんですね。
やっぱり日本って贅沢だ・・・(涙)。
ただただ 羨ましいです。

>プリシラさん
カウリスマキ監督の初期の作品がセットになってるんですよ。なかなか良いでしょ(笑)私はオンラインレンタルで借りて観てるんですけどね~。

オンラインレンタルでも やっぱり豪華!
こちらは 3本セットで廉価版があるけど メインストリームばかり。
アートハウス映画は 高価です。

うちもオンラインレンタルしたいのですが プロバイダ加入しないと めちゃ高いんですよ!v-42
でも そうすると 日本映画がある程度観られるので 検討中なんですが・・・ムズカシイ・・・。

>プリシラさん
オンラインレンタル、そっちにもあるんですか~。私の使ってるのは月額2000円くらいなんですけど、最近回転率落ちてるので確実に元とってません(笑)

海外で生活してると、やっぱ邦画恋しくなります?私あんまり観ないんですよね。映画といえば洋画という固定観念がいまだに抜け切りません・・

邦画が恋しくなるというよりは

人気あるみたいなので 見たいなぁって。
いわば 「今 イラク映画が評判!」って 感覚ではないかと。

とりあえず アメリカほどではないけれど それなりに 英語の映画の公開は早いです。
その分 ヨーロッパ映画は遅い・・・。
微妙・・・。

>プリシラさん
オーストラリアって個人的に未知の世界です。映画はどういうのを好む国民性なんですかね。邦画と欧州映画って雰囲気似てる部分ありますよね。目指す方向は同じ、というか、多くを語らずに「感じる」部分に重きを置くというか・・・(エンタメ路線は除く)。対して大味でわかり易い米国映画。どっち寄りなんでしょうか?

と、海外事情に興味深々(笑)

ちなみに私、オーストラリアのTV映画(米映画「渚にて」のリメイク)である「エンド・オブ・ザ・ワールド」に満点つけてます・・(笑)
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