ある孤独に関する物語/デカローグ5
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「ある孤独に関する物語/デカローグ5」を観た。

中年にさしかかった心臓外科医のロメク(ピョートル・マカリカ)は医師に性的不能を宣告される。彼は妻のハンカ(エワ・ブラシュスク)に正直に打ち明け、別れてもいいと言う。妻は肉体関係だけが愛ではないと励ますが、彼はそれも愛だと答える。
ついに最終巻にさしかかったデカローグシリーズ。最後の第5巻だけずっとレンタル中でなかなか借りることが出来なかったんですよね。こないだたまたまレンタル可能になっていたのでようやく鑑賞することが出来ました。
十戒をモチーフにしたこのこのシリーズ、第9話となる今作のテーマは「隣人の妻を欲してはならない」。

中年にさしかかった心臓外科医のロメク(ピョートル・マカリカ)は医師に性的不能を宣告される。彼は妻のハンカ(エワ・ブラシュスク)に正直に打ち明け、別れてもいいと言う。妻は肉体関係だけが愛ではないと励ますが、彼はそれも愛だと答える。
ついに最終巻にさしかかったデカローグシリーズ。最後の第5巻だけずっとレンタル中でなかなか借りることが出来なかったんですよね。こないだたまたまレンタル可能になっていたのでようやく鑑賞することが出来ました。
十戒をモチーフにしたこのこのシリーズ、第9話となる今作のテーマは「隣人の妻を欲してはならない」。
今作も例によってワルシャワ郊外のとある集合住宅の住人が主人公となっています。このシリーズの登場人物は全てこの団地の住人達なんですね。それぞれの生活の一部分を切り取って、十戒になぞらえながら展開する物語です。同じ場所が舞台なので、他の話にでてきた登場人物なんかもチラっとでてきたりするのですが、それぞれのストーリーは独立しているので各物語が交錯して何か意味をなすということはありません。
今作の主人公である中年男性、冒頭からいきなり「性機能不全」を宣告されるというヘビーなスタートです。まぁ平たく言えば「イ○ポ」ですね。今風に言えばEDってヤツです。イ○ポと言うと何だか卑猥な言葉に聞こえてしまいますが、「ED」なんてイマドキな言葉でごまかしながら堂々とTVCMまでしてるご時世ですからね。お子様を抱える家庭で夕食時に「ねぇねぇおかーさん、い〜でぃ〜って何?」なんて質問される光景が目に浮かびますね。これは生理用品のCMと並んで答えにくいCMのツートップでしょう。聞かれたらちゃんと「イ○ポです!」の略よ、と教えてあげましょう。
少々ハナシがそれてしまいましたがこの物語、EDになった夫とその妻の物語です。彼らには子供もありません。子供もいない上に息子まで役立たずになってしまうという悲惨な状況に夫は置かれているんですね。夫はこの世の終わりのように落ち込んでしまうわけです。そんな中、ベッドの中で交わす夫婦の言葉が印象的です。

なんて妻の優しい言葉に男の私としてはホロリときそうになるんですが、実はこの女、以前からEDの気があった夫に隠れて愛人を作ってやがったんですね。旦那にナイショで本能を満たしておいて、落ち込んだ旦那には「本当の愛は心の中・・・」なんて囁いてるわけです。よくある浮気モノとは男女の関係が逆ですね。これを観た男は「これだから女ってヤツは・・・」なんて言いそうになるも、自分を省みて黙ってしまうことでしょう。男も女もやる時はやるもんですね。知らぬが仏ってヤツです。
しかしながらこの旦那、自分が不能になってしまったばっかりに、そういうことの匂いにはやたらと敏感です。妻の浮気に気づいてしまうんですね。妻としてはあくまで本能を満たす為の浮気であって、彼女の言葉どおり「本当の愛は心の中・・・」のつもりなんですが、それを知ってしまった夫は絶望のドン底に叩き落されてしまうわけです。そんな二人の思いがすれ違いながら物語は進みます。
一見互いを理解しあっているような、固い絆で結ばれているかのような夫婦。しかし一旦すれ違ってしまうとどんどんあらぬ方向へ進んで離れていってしまうんですね。一度わいた疑念というものはいかに夫婦といえども中々消えないものです。いや、深い関係になればなるほど、一度わいたそれはいつまでも残るものなのかもしれません。
現実から逃げようとする夫、それを追いかける妻、二人の心は再び相まみえることができるのか?こういうことって、夫婦のみならず恋人同士でも、親しい友人同士でも少なからずあることなんじゃないでしょうか。たった一時間の作品ですが非常に見応えのある作品でした。
「ある孤独に関する物語/デカローグ5」
★★★★☆☆
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今作の主人公である中年男性、冒頭からいきなり「性機能不全」を宣告されるというヘビーなスタートです。まぁ平たく言えば「イ○ポ」ですね。今風に言えばEDってヤツです。イ○ポと言うと何だか卑猥な言葉に聞こえてしまいますが、「ED」なんてイマドキな言葉でごまかしながら堂々とTVCMまでしてるご時世ですからね。お子様を抱える家庭で夕食時に「ねぇねぇおかーさん、い〜でぃ〜って何?」なんて質問される光景が目に浮かびますね。これは生理用品のCMと並んで答えにくいCMのツートップでしょう。聞かれたらちゃんと「イ○ポです!」の略よ、と教えてあげましょう。
少々ハナシがそれてしまいましたがこの物語、EDになった夫とその妻の物語です。彼らには子供もありません。子供もいない上に息子まで役立たずになってしまうという悲惨な状況に夫は置かれているんですね。夫はこの世の終わりのように落ち込んでしまうわけです。そんな中、ベッドの中で交わす夫婦の言葉が印象的です。
妻「ベッドの中だけが愛じゃない」
夫「それも愛だ」
妻「本能よ。本当の愛は心の中・・・下半身じゃないわ」

なんて妻の優しい言葉に男の私としてはホロリときそうになるんですが、実はこの女、以前からEDの気があった夫に隠れて愛人を作ってやがったんですね。旦那にナイショで本能を満たしておいて、落ち込んだ旦那には「本当の愛は心の中・・・」なんて囁いてるわけです。よくある浮気モノとは男女の関係が逆ですね。これを観た男は「これだから女ってヤツは・・・」なんて言いそうになるも、自分を省みて黙ってしまうことでしょう。男も女もやる時はやるもんですね。知らぬが仏ってヤツです。
しかしながらこの旦那、自分が不能になってしまったばっかりに、そういうことの匂いにはやたらと敏感です。妻の浮気に気づいてしまうんですね。妻としてはあくまで本能を満たす為の浮気であって、彼女の言葉どおり「本当の愛は心の中・・・」のつもりなんですが、それを知ってしまった夫は絶望のドン底に叩き落されてしまうわけです。そんな二人の思いがすれ違いながら物語は進みます。
一見互いを理解しあっているような、固い絆で結ばれているかのような夫婦。しかし一旦すれ違ってしまうとどんどんあらぬ方向へ進んで離れていってしまうんですね。一度わいた疑念というものはいかに夫婦といえども中々消えないものです。いや、深い関係になればなるほど、一度わいたそれはいつまでも残るものなのかもしれません。
現実から逃げようとする夫、それを追いかける妻、二人の心は再び相まみえることができるのか?こういうことって、夫婦のみならず恋人同士でも、親しい友人同士でも少なからずあることなんじゃないでしょうか。たった一時間の作品ですが非常に見応えのある作品でした。
「ある孤独に関する物語/デカローグ5」
★★★★☆☆
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- [2007/02/27 01:10]
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コメント
Baohさん ツッコミナイス過ぎます
いわゆる高尚な映画とか思われている キェシェロフスキが もう・・・w
なんて 白の愛はコメディだったですけれどもね〜。
昨日 こちらの合法売春宿での女性調査の記事を読んで
「オットも知ってるし 150000ドルが悪くても稼げるし 子供とも時間をもっと過ごせるし 人生最高よ」
てなことをのたまっている女性がいらしてですね・・・。
「そんなら子供にどうして 「お母さんの仕事は売春よ」って いわね〜んだよ!」
と毒づいてしまいましたが げに恐るべしは女性のサガってとこですか。
なんて 白の愛はコメディだったですけれどもね〜。
昨日 こちらの合法売春宿での女性調査の記事を読んで
「オットも知ってるし 150000ドルが悪くても稼げるし 子供とも時間をもっと過ごせるし 人生最高よ」
てなことをのたまっている女性がいらしてですね・・・。
「そんなら子供にどうして 「お母さんの仕事は売春よ」って いわね〜んだよ!」
と毒づいてしまいましたが げに恐るべしは女性のサガってとこですか。
>プリシラさん
とてもキェシェロフスキ映画のレビューだとは思えないアホアホレビューですね・・・でもこのシリーズ、高尚のような匂いをさせつつ、どのエピソードもとっても日常的なんですよ。その分レビューも書きやすいんですよね。
合法売春宿・・・日本でも暗黙の了解のそういうところはありますけどね〜。精神と肉体を切り離せる方なら務まるんでしょうけど・・・「夫も知ってるし」って、本人が耐えれてもよくその旦那も耐えれますね。私だったら発狂しそうですw
とてもキェシェロフスキ映画のレビューだとは思えないアホアホレビューですね・・・でもこのシリーズ、高尚のような匂いをさせつつ、どのエピソードもとっても日常的なんですよ。その分レビューも書きやすいんですよね。
合法売春宿・・・日本でも暗黙の了解のそういうところはありますけどね〜。精神と肉体を切り離せる方なら務まるんでしょうけど・・・「夫も知ってるし」って、本人が耐えれてもよくその旦那も耐えれますね。私だったら発狂しそうですw
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