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グエムル 漢江の怪物

「グエムル 漢江の怪物」を観た。
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ソウルを流れる大河の漢江(ハンガン)に、謎の怪物“グエムル”が現れ、次々と人を襲う。河川敷で売店を営むパク家の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)の中学生の娘、ヒョンソ(コ・アソン)も怪物にさらわれてしまう。カンドゥは妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)らとともに病院に隔離されていたが、携帯電話に娘からの連絡が入ったことから一家で脱出を試みるが……。

久しぶりの韓国映画。前に観たのは一体いつだったかと思ったら一昨年の10月にコックリさんという最低映画を観て以来でした。どうも韓国映画って見る気にならないんですよね。それどころか邦画もほとんど観てません。「映画といえば洋画」という何だか古臭い固定観念みたいなものがあるのかもしれません。日韓ともに素晴らしい作品があるはずなんですけどね~・・・食わず嫌いってヤツでしょうか。しかしながらこの作品、「韓国の作った怪獣映画」ということでかなり話題になっていたので興味本位でレンタルしてみた。


頭の弱いダメ親父が売店で居眠りこいてると突然向かいの川(漢江)から怪物がノッシノッシと上がってきて人をバクバク食べ始めるというとんでもないスタートにとりあえず度肝を抜かれます(笑)

この怪物がやたらとリアルなんですね。日本の着ぐるみゴジラとはわけが違います(あれはあれでこだわってやってるんでしょうけど)。なんでも怪物のVFXはロード・オブ・ザ・リングなどを担当した海外の業者に外注したみたいで、こいつのヌメヌメした質感といいティラノサウルスみたいな走り方といい不自然な程にリアルです。「これは相当金かかってるな~」なんて眺めていると、怪物が所狭しと暴れまわるのは最初だけですぐに姿を消しちゃうんですね。全編通して登場させるほどの予算は無かったということでしょう。とりあえず冒頭の「つかみ」に大金を投じて、中盤は家族のウダウダドラマでコストを抑えています。
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ストーリーといえば冒頭で娘を怪物にさらわれた家族の追走劇なんですが、この家族というのが無知無謀な上に若干バカというのがこの映画を新鮮なものにしています。これがハリウッド映画なら、普段は家族からバカにされる駄目オヤジというのは世を忍ぶ仮の姿で、実は元特殊工作員のエリートだったなんて裏設定の元、家族のピンチに八面六臂の大活躍!なんてワクワク展開がお約束なんですが、この映画は一味違います。最後まで全然活躍しないんですね。それどころかそのバカさ故に犠牲者まで出しちゃうというから驚きです。バカすぎて劇中はシリアスなのかコメデイなのかよくわからないのも味があってイイ感じだと思うのですが、このどっちつかずの雰囲気は好みが分かれそうなところです。
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というわけで、怪物の登場するシーンの緊迫感と途中の脱力展開で一粒で二度おいしい作品となっています。しかしながらこの作品、怪獣映画だけあって野暮なつっこみはご法度なのかもしれませんが、あまりにもテキトーすぎやしませんか?毒薬流したら川の生物が突然変異しちゃった、ってのはよくある設定なので別にいいんです。しかしながら全編にわたってテキトー設定があまりに目に付いたのでここで全部ブチまけちゃいます。

連れ去られて川にもぐったはずの娘が携帯でSOSしてきたり(「ヒョンソの番号だ」と言っていた。壊れてないんかい!)、バカオヤジがなんで麻酔が効かないのかもよくわからない(バカだから?)、ドリルで頭に穴開けられたのにやたら元気だし(ジグソウもびっくり)、人間がイエローガスをモロにくらって吐血したり耳から血流してても命に別状はないのかもよくわからない(そのわりにグエムルはのたうちまわる)、そんな必死のグエムルの突進をただのオッサンが棒キレ1本で止めてるし(パワフルすぎ!)・・・そもそも、ビンにホコリついてるからってあれだけの毒薬を不法投棄しろって、いくらなんでもアメリカ批判ムリヤリすぎ!!(アメリカ人にそう指示された韓国人は最後までモラルを守ろうとするところが微笑ましい)

もうここまでやられるとネタなのかマジメなのかよくわかりませんが、たぶんネタでしょう。マジメにやりすぎるには荒唐無稽すぎるお話なのでわざとテキトー要素を散りばめて敢えてつっこませなくするという、テキトー煙幕作戦じゃないでしょうか。これはこれでいいのかもしれません。日本の怪獣映画ともハリウッドのモンスターパニック映画とも違った、新しい雰囲気の怪獣映画でした。


「グエムル 漢江の怪物」
★★★☆☆☆

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Comment

baohさん☆

とうとう観ちゃったんですねー。(笑)

ツッコミどころ同感☆笑えた~。
この意外な笑いに良かったという声も多かったみたいだけどわたしはイマイチ、、、
ツッコミどころも多く退屈ではなかったんだけど★

baohさん こんばんは~
韓国映画も中には、いいのがありますよ!
食ってみては、いかがですか~
でも「グエムル」は、ちょっと食わないかも(゚▽゚=)ノ彡☆ギャハハ!!
レビュー読ませてもらったら面白そうなんですがね怪獣ものはね~
駄目かも(笑)

>migさん
とうとう観てしまいました!

つっこみポイント多かったですね。途中のユルい展開とかも合わせて、わざとやってるんでしょうけど好みがわかれそうですね(笑)内容自体は悪くなかったんですけど、それなりに楽しめたのでまぁいいか、なんて(笑)

>hiroさん
こんばんは~。
hiroさん結構みてますよね。う~ん、いいのあるってのはわかるんですけど、何故か手がでないんですよね・・・食わず嫌いってヤツです。まぁ韓国・日本映画が嫌いってわけじゃなく、「洋画が好き」なんですよね。時間あればそっち見ちゃうというか。

この映画、そこそこ楽しめましたよ!

毎度!

グエムル侮ってました…(笑)
俺はB級並みのよくハリウッド映画であるモンスターもんと思えば…。

あのクリーチャーには私も驚きました笑
イメージとしてはカエルなんでしょうかね?笑
ドラマはグチャグチャでしたけどね。
もうむしろあの家族が化け物に見えてきた…orz

>KAZUさん
マイド~。
カエルとティラノの合いの子のようなカンジ?(どんな合いの子だw)

ドラマのテキトー部分とかつっこみポイント満載な部分とか、メッセージ詰め込みすぎ!みたいな部分とか(w)どれも狙ってやってますよね、これ。確信犯でしょ(笑)深読みしがいのある作品でもあるし、単純につっこみながら楽しめる作品でもあると思います(笑)

ブッフッフ

こんばんは♪アッハッハ、かなり笑わせていただきましたよ~ん♪
>マジメにやりすぎるには荒唐無稽すぎるお話なのでわざとテキトー要素を散りばめて敢えてつっこませなくするという、テキトー煙幕作戦
これこれ、本当にその通りとしか言えませんワw
なんと言うかもう、言葉を失う感じで次から次へと・・・
これを「楽しめ」っていうんだから、売店で変な調味料の入った駄菓子を買うようなイメージの作品でしたわ。
その割には良かったんですけどね、もう、何でもアリ!

>とらねこさん
やりたい放題でしたよね、この作品(笑)テキトー要素ぶっこみながらもチョロチョロと風刺めいたことを挿入してるからイヤらしいですよね。深読みしようとすればいくらでもできるんですけど、単純に「なんじゃこらー」って言って終わりにすると「こいつわかってねーな」って思われそうな(誰に)イヤらしい作り方だと思います(笑)ま、私は「なんじゃこらー」で終わらせたいんですけども(笑)
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グエムル-漢江の怪物/THE HOST

ヨン様出演モノや"韓流"にはついていってないけど、韓国映画は意外とけっこう観てるのです♪♪この作品、カンヌ映画祭では熱狂、韓国で大ヒットを記録したという。その前評判と、世間での高評価ほどではないけどなかなか面白かった、『殺人の追憶』     の36

『グエムル 漢江の怪物』

『グエムル 漢江の怪物』 ★★★☆ (2006年 韓国 120分)監督:ポン・ジュノキャスト:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソンある日漢江(ハンガン)の河川敷に突如巨大な生物が

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