
マーダー・ライド・ショー
|Posted:2006/12/16 01:11|Category : 要注意映画|
「マーダー・ライド・ショー」を観た。

ハロウィン前夜。全米各地のユニークな場所を取材するため旅を続けていた4人の若者が、とある田舎町へとやって来る。途中で美人のヒッチハイカーを拾うが、その後車は立ち往生してしまう。困った4人は、ヒッチハイカーの家に避難させてもらうのだったが…。
ロック界のホラーマニア、ロブ・ゾンビの監督作品。どうみてもロッキー・ホラー・ショーのパロディのようなジャケットからほとんどネタのB級ホラーかなと思いながらも、そこはB級ホラーと聞いては黙っていられない私。なんとなく良作の予感を感じたのでどんなものかと鑑賞してみた。
で、どうだったかというと・・・

ハロウィン前夜。全米各地のユニークな場所を取材するため旅を続けていた4人の若者が、とある田舎町へとやって来る。途中で美人のヒッチハイカーを拾うが、その後車は立ち往生してしまう。困った4人は、ヒッチハイカーの家に避難させてもらうのだったが…。
ロック界のホラーマニア、ロブ・ゾンビの監督作品。どうみてもロッキー・ホラー・ショーのパロディのようなジャケットからほとんどネタのB級ホラーかなと思いながらも、そこはB級ホラーと聞いては黙っていられない私。なんとなく良作の予感を感じたのでどんなものかと鑑賞してみた。
で、どうだったかというと・・・
うんこ
なんだこのクソ映画は。あまりのくだらなさに鑑賞中は何度DVDを叩き割って粉々にして荼毘に臥してやろうかと思ったかわかりません。というのも物語といえば、完全に「悪魔のいけにえ」なんですね。バカップル4人組がド田舎をドライブ→パンク→立ち寄った民家はキチガイ一家→お約束の拷問ショーという定番ストーリーです。オマージュなのかおまんじゅうなのか知りませんが、ここまでそんまんまだと面白みもなんにもありません。他にも随所に昔懐かしいホラーの元ネタが散りばめられていてどこかで観たような描写がテンコモリですよ。
はっきり言ってこの映画は通常のホラー映画にあるようなドキドキ感やスリル感、追い詰められる恐怖感なんかを期待して観る映画じゃありません。ホラーマニアのホラーマニアによるホラーマニアの為の映画です。「このネタは70年代の○○からだね!」「ここは○○を彷彿とさせるな~♪」「おぉ、ここなんて○○じゃないの?いや~この監督ツウだね!」なんて独り言を言ってニヤニヤしてしまうような痛い人向けの作品です。私のような健常者じゃとてもついていけませんね。
私もB級ホラーは嫌いじゃない、というかむしろ大好きな部類ですが、こういうマニアが喜ぶ為だけの作品はいただけませんね。ザラついた映像とか白黒反転させたネガのような映像なんかが入り乱れて凝ってるといえば凝ってるんですが、いかんせん劇中に漂うマニア臭が鼻について楽しめない。内容はおまんじゅうとクラシックホラーのパロディの詰め合わせですからね。
オマージュなんてのはマトモなストーリーの中にチョコっと入れるから面白いのであって、それだけをつなぎ合わせた作品なんてのはハッキリ言ってウンコ以外の何物でもありません。知識大好きの映画サークルの学生が過去の名作からパクリまくって撮ったような自主制作映画と何らかわりはありませんね。「これはオマージュさ♪」なんて得意げに語られても他人から観ればただのオナニーにしか見えないのと同じです。
というわけで映画を映画として楽しみたい人には観る必要の全くない作品です。エログロも大したこと無いのでそっち方面を期待したい特殊な嗜好の持ち主の方にもオススメできません。重度のホラーマニアでクラシックホラーの知識には自信があるという人には楽しめる作品でしょう。しかしながらこの作品、本国アメリカではヒットして(監督のネームバリューが大きいと思うが)、続編も作られていると言うから映画大国の懐の深さが感じられます。そして悩ましいことに私、その続編もセットでレンタルしてしまっているんですね。このレビューで内容を思い出しながら散々ボロカスに書いているうちに、なんだか続編が観たくなってきている自分に気づいて軽く自己嫌悪におちいりそうになります。
さて、明日にでも続編観よう。
「マーダー・ライド・ショー」
★☆☆☆☆☆
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なんだこのクソ映画は。あまりのくだらなさに鑑賞中は何度DVDを叩き割って粉々にして荼毘に臥してやろうかと思ったかわかりません。というのも物語といえば、完全に「悪魔のいけにえ」なんですね。バカップル4人組がド田舎をドライブ→パンク→立ち寄った民家はキチガイ一家→お約束の拷問ショーという定番ストーリーです。オマージュなのかおまんじゅうなのか知りませんが、ここまでそんまんまだと面白みもなんにもありません。他にも随所に昔懐かしいホラーの元ネタが散りばめられていてどこかで観たような描写がテンコモリですよ。
はっきり言ってこの映画は通常のホラー映画にあるようなドキドキ感やスリル感、追い詰められる恐怖感なんかを期待して観る映画じゃありません。ホラーマニアのホラーマニアによるホラーマニアの為の映画です。「このネタは70年代の○○からだね!」「ここは○○を彷彿とさせるな~♪」「おぉ、ここなんて○○じゃないの?いや~この監督ツウだね!」なんて独り言を言ってニヤニヤしてしまうような痛い人向けの作品です。私のような健常者じゃとてもついていけませんね。
私もB級ホラーは嫌いじゃない、というかむしろ大好きな部類ですが、こういうマニアが喜ぶ為だけの作品はいただけませんね。ザラついた映像とか白黒反転させたネガのような映像なんかが入り乱れて凝ってるといえば凝ってるんですが、いかんせん劇中に漂うマニア臭が鼻について楽しめない。内容はおまんじゅうとクラシックホラーのパロディの詰め合わせですからね。
オマージュなんてのはマトモなストーリーの中にチョコっと入れるから面白いのであって、それだけをつなぎ合わせた作品なんてのはハッキリ言ってウンコ以外の何物でもありません。知識大好きの映画サークルの学生が過去の名作からパクリまくって撮ったような自主制作映画と何らかわりはありませんね。「これはオマージュさ♪」なんて得意げに語られても他人から観ればただのオナニーにしか見えないのと同じです。
というわけで映画を映画として楽しみたい人には観る必要の全くない作品です。エログロも大したこと無いのでそっち方面を期待したい特殊な嗜好の持ち主の方にもオススメできません。重度のホラーマニアでクラシックホラーの知識には自信があるという人には楽しめる作品でしょう。しかしながらこの作品、本国アメリカではヒットして(監督のネームバリューが大きいと思うが)、続編も作られていると言うから映画大国の懐の深さが感じられます。そして悩ましいことに私、その続編もセットでレンタルしてしまっているんですね。このレビューで内容を思い出しながら散々ボロカスに書いているうちに、なんだか続編が観たくなってきている自分に気づいて軽く自己嫌悪におちいりそうになります。
さて、明日にでも続編観よう。
「マーダー・ライド・ショー」
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