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デカローグ4/ある告白に関する物語

「デカローグ4/ある告白に関する物語」を観た。
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16歳で子供を生んでしまったマイカ、子供は彼女の母親の子として登録され、日々の暮らしを送っていた。

十戒をモチーフとしたこのシリーズ。3巻まで鑑賞して止まっていたんですよね。というのもDISCUSもぽすれんもずっとレンタル中で借りることができませんでした。最近ようやくレンタル可能になっていたのでここぞとばかりにレンタル。

今作のテーマは「盗みをしてはならない」


今回は16歳で子供を生んでしまった少女(アンカ)の物語。カワイイカワイイ娘のはずなんですが、実はこの子供、「子供が子供を育てるなんて!」という理由から、でアンカの母親の子として届けられていたんですね。その事実を子供には伏せて6年間育て続けていたわけです。自分の娘が、自分の母親を「ママ!ママ!」と読んでなついているんです。そして孫である子供を「我が娘」として愛情を注ぐ母親。

本来なら娘であり母親でもあったはずのアンカの家庭内でのポジションは実に微妙なものです。母親からの愛情は受けられず、娘からの愛情もない。親であることも、子供であることも、実の母親によって奪われてしまった悲しすぎる女、それがこの物語の主人公です。

今作でのテーマは「盗みをしてはならない」。盗みと言ってもキンケシをパクったりビックリマンシールをパクるのとは訳が違います。「心」なんですね。そう、ルパンがクラリスから盗んだアレです(違)。

人間は自らの欲を満たすために盗みを働きます。しかし、盗む人間は、盗まれた人間の心を考えたことがあるのでしょうか?例えば、盗んだお金がたった千円だったとしても、そのお金は子供が小銭を貯めてついに手にした千円なのかもしれない、おばあちゃんが少ない年金の残りで孫におこずかいをあげようと毎月貯めている千円かもしれない、はたまた、貧乏学生がバイトの給料日までの10日間を過ごす最後の千円かもしれない。ただの千円でも様々な想いが詰まっている千円の可能性だってあるわけです。

重要なのは盗んだモノではなく、そこに詰まった想いなんですよね。その盗みによって、盗まれた人間にどういう変化がおこるのか。もっとつきつめれば盗み云々よりも、自分の起こした行動によって相手がどういう気持ちになるのか、そこまで考えて行動すべきであるということです。これは社会生活を営む人間にとっては永遠のテーマではないでしょうか。いい大人になっても人の気持ちを読めない人間が大勢いるのも事実。こんな偉そうなことを言っている私にしたって、フとした言葉や行動で相手に深刻なダメージを与えてしまったことがあるかもしれない。

人間である以上、周囲の人間を傷つけてしまうことは避けられないことなのもしれない。でも、それを最小限に抑えるためにも思いやりをもった思慮深い言動を心がけなければ、なんてことを改めて思わされる作品でした。

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「デカローグ4/ある告白に関する物語」
★★★★☆☆

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