戦場のアリア 

「戦場のアリア」を観た。
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1914年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。

舞台となるのは第一大戦中のフランス北部です。第一次大戦ってのはあまり馴染みがありませんね。従来の騎兵や歩兵の戦いから、重火器メインの近代戦へと変貌と遂げた戦争でもあります。今までみたいに馬のってイヤッホォゥなんてはしゃいでたら一瞬で蜂の巣にされるわけです。怖いですね、恐ろしいですね。誰だって痛いのはイヤです。できれば敵兵の面前になんて立ちたくない。そんなわけで皆さん地面にもぐっちゃったんですね。でっかい溝を掘りながらジリジリと進軍するわけです。所謂塹壕戦というヤツですね。そこからちょびっと顔だしてはパンパン撃ってみたり、大砲で相手の溝めがけてブチかましたりする戦争です。

この映画でも舞台となる戦場は塹壕戦の真っ只中です。ほんの数十メートル隔てたところに、ドイツ軍とフランス・スコットラント連合軍が溝の中からにらみ合ってる状態です。すぐ目の前に自分達を殺そうとしてる連中がジっと息を潜めているわけですから、その緊張と恐怖によるストレスは筆舌に尽くし難いものがあったでしょう。そんな状態で何日もやりあうわけですからね。兵士達はどういう精神状態だったのか、想像もつきません。私だったら5分で発狂する自信があります。
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そんな状態の中むかえたクリスマス・イヴ。今夜ばかりは・・・ということで、フランス連合軍は塹壕の中で楽器を鳴らし、歌を歌うんです。離れたところでそれを聞いたドイツ軍も、負けじとテノールの美声を披露していると・・・敵側からそれにあわせて楽器の音が響いてくるんですね。そんなわけで敵同士仲良くなっちゃって、戦争なんかやってられるか、って状態になってしまうから、そうなるってわかってても思わず頬が緩んでしまいます。
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そのあたりの描写は期待通りで満足なんです。でもね、敵同士の架け橋となるオペラのシーン、いくらなんでも口パク酷すぎ!口と音声が全くあってないんですけど。これはアレですか、イッコク堂。もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか。この映画の一番の見せ場だと思うんですけどね。気分は最高潮で涙腺ウルウルになりかかったと思ったら、一気に現実に引き戻されましたよ。シラ〜って表現がこれ以上ないほどピッタリきます。

ラストに入る「数多くの事実に基づいた物語である」なんて回りくどいテロップからも読み取れるように、ストーリーは超ご都合主義のファンタジーのように進むので、相当な脚色が入ってると思われます。しかしながら、劇中に何度も登場する「戦争の大義」という言葉の無意味さ、同じ人間同士が争う不毛さは十分に感じることの出来る、なかなかの反戦映画だと思います。

それにしても口パk(略


「戦場のアリア」
★★★☆☆☆

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コメント

TB有難う御座いました♪

こんばんは〜♪
ワタクシ好みの映画だったので結構楽しめました^^
せっかくのクライマックスがクライマックスになってなかったのはちょっと残念でしたけど(^^ゞ
口パク、あのレベルの歌を役者さんには望めないのでワタクシ的には許容の範囲内でしたぁ^^

ではでは〜、これからもよろしくお願いします♪

こんにちは

ダイアン・クルーガーも一生懸命口パクってましたね。笑
あまり音楽家オーラがない女優さんですが。
音楽であったりスポーツであったり、言葉なしでもわかりあえるシーンにはジーンときました。現場はやっぱり戦いたくないと誰もが思うのでしょうね・・・

>Aki,さん
こんばんは〜。
クライマックス、確かにちょっと尻すぼみだったかも(笑)
口パクは・・・吹替えは当然としても、音と口の動きをもっとあわせてほしかったですw
こちらこそ今後ともよろしくおねがいします。

>charlotteさん
こんばんは〜。
あの口の動きと音のあってなさ、現場では誰も何もいわなかったんですかね(笑)もうちょっと上手いことできなかったのかなぁ、と。

音楽を通じて分かり合うってのはベタだけど何度みてもいいものですね。私も大好きです。反戦映画としても、戦争の不毛さをよくあらわせていたと思います。

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