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黒猫・白猫

「黒猫・白猫」を観た。
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ドナウ川のほとりで生活するマトゥコとザーレの親子。石油を買ったつもりがだまされて水をつかまされ、挽回とばかりに一攫千金を狙って列車強盗を企てるマトゥコだったが、さらにヘマを重ねたせいで、ザーレは新興マフィア・ダダンの妹と結婚させられる羽目に…。

ぜーぜーハァハァ・・・

129分全力疾走!のスーパーハイテンションコメディ。

エミール・クストリッツァという舌噛みそうな名前の監督さんの作品です。以前に「ライフ・イズ・ミラクル」という映画を観て、その独特の雰囲気が気になってたんですよね。というわけで鑑賞してみた。




オジサンが一人ポーカーでエキサイトしているところから始まるこの物語。話しかけた息子に「やかましい!今は勝負の最中だ!」などと怒鳴ってゲンコツを食らわすんですが、この時点ですでに何かがおかしい。しかしながら、この監督の作品に関しては「一体誰と勝負してるんですか」なんて無粋のことは言いっこなしなんですね。

とにかく出てくるキャラは全て底抜けのノーテンキです。そしてその能天気キャラたちが好き勝手に動き回るからもうしっちゃめっちゃかですよ。しっちゃかめっちゃかってあんまりいいませんね。生まれて初めて使いました。
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まぁとにかくそんなカンジで非常に騒々しいんです。静かなシーンなんて1分たりともありませんからね。常に音楽が鳴り響きながら誰かが騒いでたり、アヒルがグヮグヮ言ってたり、手榴弾が爆発したり、天井が抜けたり、子供がハゲ頭のじいさんの頭を背後からひっぱたいたりしてます。漫才に例えるならば、全員がボケといったところですね。誰もつっこみません。ボケにボケをつみかさねて生活してるような人たちです。
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そんなボケボケの彼らたちですが、本人は皆いたって大真面目なんですね。今を一生懸命に、そして楽しく生きているんです。後ろ向きな人間なんて一人もでてきません。登場人物全てがエネルギーに満ち溢れていて、観ててなんだかこっちまで躁状態になってしまいそうな勢いがこの映画にはあります。

文明と自然の入り混じった、途上国ならではの湧き上がるエネルギーといったところでしょうか。みんな今を必死に生き、将来には希望しかみえていないかのような生活を送る人たちです。そんな時代はとっくに過ぎ、先進国となった日本で常に将来の不安を感じながら暮らす我々にはちょっとありえないような底抜けの明るさなんですね。「愛すべき人間たち」です。
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そして登場人物達を通して、なんだかこう、監督の「人間愛」というか「やさしさ」みたいなものが伝わってきてとっても心地良い感覚に包まれてしまいます。例えるなら、近所の悪ガキ達を暖かい目で見守る肝っ玉母さんのような、懐の深いやさしさでしょうか。そんな魅力がこの作品にはあります。とにかく最初から最期まで騒々しい映画ですが、とっても大きなやさしさに包まれた愛すべき作品だと思います。オススメ!


「黒猫・白猫」
★★★★★☆

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Comment

面白そうだねー。
でも超ハイテンションかつボケキャラばっかりだと相当疲れそうだねw
突っ込む相手がいないと、一生ボケ続けそうな勢いのある映画っすねw
またハイテンションのときに見たい映画かもw

>KAZUさん
良かったですよ~。
爆笑するようなコメデイじゃなくて、クスっとするタイプかも。どこかあったかみがあって、そういう意味でも味わい深い映画でした。2日つづけて見ちゃったしw

ただ、クセがあるので好みわかれるかもしれません。
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