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ブラックキス

「ブラックキス」を観た。
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とあるホテルで起きた猟奇的な殺人事件。犯人は殺害後に死体を芸術的に装飾し、黒いキスマークを残していた。モデルを目指し上京してきたアスカは、偶然にもルームメイトとなったカスミの部屋からその殺害現場を目撃してしまう。

心霊ホラー以外で邦画を見るのは久しぶりです。邦画ってあまり好きじゃないんですよね。何が嫌って台詞が聞き取り辛いのが一番嫌なんです。ボソボソしゃべるシーンなんて通常の音量だと何言ってるのかサッパリわかりません。仕方なく通常の1,5倍くらいまで音量を上げて耳を凝らしていると、次の瞬間「キャー」とか「ガシャーン」とか「ズキュウゥゥン」とかの効果音が爆音で鳴り響くから心臓が止まりそうになります。

そんなわけで普段はあまり観ない邦画ですが、この作品は昔予告編を観て面白そうだったのを思い出して何となくレンタルしてみました。

で、どうだったかというと・・・


う~ん、これは酷い。

猟奇殺人を元にしたミステリーなんですが、まずキャラ設定がNANAみたいです。パンク女とおのぼりさんがボロアパートで同居を始めるところから始まるこの物語。このキャラ設定がまんまNANAですね。言うならば恋愛要素を排除した「NANA~サイコスリラー編~」といったところでしょうか。

そして冒頭のホテルでの殺人シーンなんですが、これはわかる人にはわかると思いますが、まんまダリオ・アルジェントですね。オマージュなのかパクリなのか知りませんが、闇と強烈な赤色の使い方、黒手袋の一部だけ映る犯人、これは明らかに意識してると思います。音楽もアルジェント映画にかかるゴブリンの音によく似てるし、ここまでやればオマージュというよりパクリな気もします。

そんなことを思いながら主演の一人である川村カオリさんを観ていると、なんだかアーシア・アルジェントのように見えてしまうんですけどこれは考えすぎでしょうか。アバズレっぷりや立居振舞、目の下のクマとかなんだか雰囲気がソックリなんですけど。
01blackkiss.jpg


そんな「NANA~サイコスリラー編~Featuring,ダリオ・アルジェント」なこの作品、前半はそれなりに引き込まれます。謎に包まれた芸術的殺人犯は誰なのか、その複線らしきエピソードが次々と挿入されるので食い入るように見つめていたんですが、途中から中だるみしてしまいました。というのも、一つ一つのエピソードがどれも軽いんです。

アスカとカスミのお手軽な友情だったり、パパラッチとアスカの唐突に始まるしょーもない恋愛だったり、新米熱血刑事とベテラン刑事の、まるで織田勇二といかりや長介のようなベタな関係だったり、はっきり言って何がやりたいのかサッパリわかりません。いくらでもカットできそうなエピソードです。やりたいことはわかるけど、あれもこれもと詰め込みすぎて全体的に薄っぺらくなってしまってますね。

そして真犯人が浮かび上がってくるラストに至っては一気にその作りの稚拙っぷりに拍車がかかります。もうほとんどコメディですよ。真犯人なんてキャットウーマンですからね。クライマックスはサイコミステリーから一転、ゴシックサイバーアクションに変化するもんだからお兄さんビックリです。川村カオリがアンダーワールドのケイト・ベッキンセールに見えてしまうから怖い。

それにしてもこんな作品を大真面目に作ってるというのが痛いです。この手の邦画はやっぱり駄目ですね。ツタヤに並んでる洋画の「劇場未公開作品」レベルです。こんな作品に130分もかけるというのがダメダメです。90分くらいにギュっと圧縮してテンポよくすればまだ観れる作品になったような気もします。


「ブラックキス」
★☆☆☆☆☆

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↓川村カオリさんの登場シーン、誰も知らないと思うけどこの風貌、BUCK-TICKの今井寿かと思いました。
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Comment

TBありがとうございました

こんにちは♪
うーん、グロいし、最後はキャットウーマンだし、どうも手塚監督の世界観になかなか入り込めませんでした。
いろいろ描きたいことがありすぎたのかしら~?
ご贔屓のオダジョーはジャンキーがものすごく似合ってました(爆)

TBどうもありがとうございました。

 >パンク女とおのぼりさんがボロアパートで同居を始めるところから始まるこの物語。このキャラ設定がまんまNANAですね。」
 >「NANA~サイコスリラー編」
 ウケました。大爆笑、悶絶です。
 言い得て妙!

ネコにビックリ

何が何だかよくわからないまま、
終わってみれば、飛び出してきたネコちゃんに
驚かされた記憶だけが残っています。
オダギリの風貌はよかったんですけれどねぇ(笑)
TBありがとうございました。

あんじ

こんにちは。TBありがとうございます。
ただただ、あんじの笑顔がもぅ恐くて恐くて仕方なかったです。
ストーリーはね、まぁ...ヴィジュアリストですから。

今井寿に爆。

川村カオリって、昔zoo歌ってた人?

>ミチさん
こんばんは~。
キャットウーマンは世界観なのかネタなのか理解に苦しみますが・・(笑)ちょっとつめこみすぎな印象でしたね。オダギリ氏、いてもいなくてもどっちでもいいようなチョイ役でしたけど、存在感バリバリでしたね~。

>とみさん
あ、笑っていただけました?(笑)最初から最後までどうにもNANAが頭から離れませんでした。若干踊る大走査線も入ってましたが・・・w

>ゆづさん
ちょっとわかりにくいですね。DVDだと監督によるネタバレ解説という特典映像が入ってるんですよ。これが独りよがりで誰もわかってくれない的な作品を自らネタバレ解説してるかのような印象で、とってもお寒かったです。

>もじゃさん
こんばんは~。
すみません、あんじってどなたでしたっけ・・・
オダギリ氏はちょい役なのに存在感ありまくりでしたね。ああいう役ハマってますね(笑)
ビジュアリストですか。色んな映画の影響うけてるみたいですけど、正直映像にオリジナリティが感じられませんでした・・・

>yupuさん
今井寿わかってくれる人発見!
そしてzooって!その通りです。この二つのキーワードで若干年齢がバレます(爆)


TB&コメントありがとうございます!

こんばんわ!お久しぶりでした!

この作品、ムードは悪くないんですけれど、脚本がグダグダでしたね。映像もキャストも結構いいものがあるのに、なんだかイマイチ物語に不満が残りました。

どうやら続編の作成も考えられているみたいだけど・・・一体どうなることやら・・(笑)

>睦月さん
どもども、お久しぶりでございます。
脚本がイマイチでしたねぇ。最後のほうなんかほとんどネタかと・・・

続編匂わせてますね。これの続編ってあのキャットウーマンにスポットあてるようなことを監督がいってたんですけど、何かカルト映画の方向に走っていきそうな予感です。

こんばんは☆

コメント&TBありがとうございました~!
キャラクターがNANAというのは、確かにありますよね。
ビジュアルは結構好きなのですが、ラストに至る過程に唖然としました。
90分くらいで、登場人物を切り詰めて、サラッと謎解きも描いたら印象も変わるかもしれませんね~!
オチはDVDの特典で知ったのですが、何ですかそれは、と思うほどチープなオチでがっかりしました。

>orangeさん
こんばんは~。
後半は酷かったですね(笑)キャットウーマンのクネクネとか意味不明ですし。人間離れした殺し屋を演出したかったんでしょうけど、ほとんどネタですよね。

でもネタじゃく大真面目というのがこの映画の痛い所以だと思います(笑)

こんにちは☆

「NANA~サイコスリラー編~Featuring,ダリオ・アルジェント」

めっちゃウケました(笑)

確かにそうかも。
でも、登場人物のヴィジュアルだけは凄く良かったですよね。

さすがヴィジュアリスト!!

オダギリくんのイカレっぷりが素敵でした。
それだけってカンジv-117
(初めて絵文字使った・・・笑)

これに懲りずに手塚監督の他の作品も観てみて下さい(笑)
これ以上に手塚ワールド満載ですから。
賛否両論です!!

>マイコさん
そーなんですよ、アルジェントファンとしては気になって気になって仕方なかったんです(笑)「これオマージュっていうよりパクリだろ!」みたいな・・・心が狭いw

オダギリ氏はこういうとんじゃってる役がよく似合いますね。死にっぷりもなかなか。

手塚作品はそのうち観てみます!v-91

なんだかドキドキしてみたけど…最後の作りになんかショック(>_<)犯人を想像して見てたのに。結局わからずじまい。DVDじゃなかったら解らなかった。まさか殺し屋だったなんて。でも安藤くんはやっぱいぃhttp://blog15.fc2.com/image/icon/i/F992.gif" alt="" width="12" height="12" class="emoji">

>あかねさん
こんばんは、はじめまして。

最後、グダグダでしたね(笑)あのキャットウーマンとかわけわかりません・・・マジメなのかネタなのかよくわからない作品でした(笑)

コメントありがとうございました。またおねがいします!
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