ライフ・オブ・デビッド・ゲイル ※ネタバレ 

「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」を観た。
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同僚の女性を殺した罪で死刑宣告を受けた元大学教授。死刑執行まで3日となったとき、彼は手記を書いてもらうために記者と面会する。話を聞く記者は、彼の無実を確信し、死刑判決を覆そうとするが…。

「あっ、カイザー・ソゼが出てる。」

そう、ハリウッド一どんでん返しの似合う男、ケビン・スペイシーが主演です。そしてジャンルはサスペンス。


・・・・

・・・・・・・またどんでん返し?


ケビン・スペイシーを観て真っ先にそんなことを考えてしまう人には少々物足りない作品かもしれない(笑)。



そんなことを思ってしまう私のような人間にとってはパッケージからしてケビン・スペイシーが怪しさ満開です。いや、そんなこと感じない人には普通のパッケージなんでしょうけど・・・暗闇から半分だけ顔のぞかせてるアンニュイな表情をしたケビン・スペイシーのサスペンス映画ってだけで、映画を観る前から「犯人はオマエだm9(゚Д゚)!」って言ってしまいそうになりますね。

この顔を見たらとりあえず疑いましょう。
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そんなわけで冒頭でケビンがでてきた瞬間からどんな内容かも知らないのに「とりあえずこいつが犯人」なんて汚れた目で見始めてしまいました。こういう偏見は駄目ですね、映画をつまらなくします。

とは言え、じゃあ途中でオチが読めたのかと言われれば、全く読めませんでした。しかしながら「えぇ〜そうなの!?」という驚きではなく「あーそうきたか」という比較的冷静な感想ですね。ケビン・スペイシーにそういう偏見を持っていなかったら普通に前者のような感想になる内容だと思います。

内容といえば、かなり良く出来たサスペンスですね。社会派監督(アラン・パーカー)らしく、今作でのテーマは「冤罪と死刑制度」でしょうか。死刑大国アメリカではこのテーマは国民の大好物でしょう。その冤罪をテーマにストーリーは進むんですが、これがかなり良く出来たサスペンスモノだと思います。前半から中盤まで均等に散りばめられた複線を後半でキッチリ回収し、終わったと思ったら最期の最期でもう一捻りという、サスペンスモノのお手本のような脚本です。小さな山場も等間隔に用意されているので130分程ある上映時間も中だるみすることなく最期まで見ることが出来ます。
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サスペンスモノとしては非常に良く出来た内容なんだが、ラストのオチを見終わった後に残るのは「や、やられた〜」というものではなく、「ぉぃぉぃ、それはやりすぎだろ?」という妙な非現実感ですね。「冤罪と死刑制度」という非常にシリアスかつ現実的なテーマを主軸に置いたストーリーなのに、自作自演で殺人事件をデッチあげ、自らが死刑になることによって死刑制度の是非を投げかけるなんてちょっといきすぎですよ。彼らの一連の行為にはあまりにも現実感がありません。その行為に到った動機も描かれてはいますが、そんな簡単なモンじゃありませんよ。運動の為に自殺するなんてほとんど狂人ですね。そもそも「死刑制度反対!」なんて命の重さを尊んでおきながら自分達はアッサリ死亡ってどういうことですか。運動家の自殺と冤罪の証明くらいで揺るぐアメリカじゃないことなんて明白なのに、ほとんど犬死にですね。まぁケビンは運動の為というより、子供の為の名誉回復という意味合いのほうが強い描写だったので一概には言えませんが・・・

そんなわけで現実的なテーマが非現実的な行為で描かれているので、全体的に軽くなってしまっている印象ですね。オチで一気に冷めちゃった、みたいなカンジでしょうか。サスペンスとしては一級なのですが、テーマへのアプローチがいまいち釈然としない手法なので、そういう意味で素直に賞賛できない作品でした。


「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」

★★★☆☆☆

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コメント

グッド イブニング☆
トラックバック&コメントありがとうございました。

カイザー・ソゼ!!
確かに(笑)

明らかにケビン怪しかったですもんねー。

ちょっと主人公達がした事ってカルトに近い部分があったようにも思いますが・・・ま、そこは映画という事で(笑)
死刑制度について考える機会が持てたという意味でも、私的には良かったなぁと思いました。

ケビンとケイトの演技も良かったし、社会派サスペンスとしては、最近作られる映画の中じゃ良い方だったと思います。

ケビンスペイシー観るとどうしてもカイザー・ソゼが真っ先に浮かんでしまうんです(笑)

あのオバサンはほとんどカルトですね〜・・・ケビンは運動というより全てを無くして「死んだほうがマシ」っていう思いと(そのまんまの台詞があった)、子供の名誉回復がメインのようなカンジもしましたね。

サスペンスとしてはかなり良く出来た作品だと思いますね〜。

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『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』

162.ライフ・オブ・デビッド・ゲイル製作年度 2003年 製作国・地域 アメリカ 上映時間 131分 監督 アラン・パーカー 製作総指揮 モリッツ・ボーマン 原作 − 脚本 チャールズ・ランドルフ 音楽 アレックス・パーカー 出演 ケヴィン・スペイシー お...
  • [2006/07/29 08:46]
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