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親密すぎるうちあけ話

「親密すぎるうちあけ話」をテアトル梅田にて鑑賞。
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夕暮れのパリの街を、ひとりの女(サンドリーヌ・ボネール)が急ぎ足で歩いている。どこか日々の倦怠を身にまとったような彼女は、薄暗いビルのエレベータに乗り込み、6階のモニエ医師の診察室へと向かう。
先客と入れ替わるように女を出迎えた男(ファブリス・ルキー二)は、「6時に予約を」という彼女に不審な表情を浮かべながらも、オフィスに招き入れる。おもむろに長椅子に座った彼女は、煙草をくゆらせながら、いきなり結婚生活の悩みを打ちあけるのだった。


この監督・・・

女性を美しく撮らせたら世界一

まだルコント作品は3本しか観てないけど断言してしまおう。


なぜこんなに美しく、そして妖しく見えるのか。この作品に登場するアンナ、「仕立て屋の恋」にも出演しているサンドリーヌ・ボネールという女優さんなんですが、プロフィールを見てみるともう39歳です。ハッキリ言ってオバサンですよ。アップになれば小ジワの目立つ、れっきとしたオバサンです。童顔な日本人に比べて、フランス女性って特に老けて見えるので、その39歳という年齢を隠し切れない容姿です。
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でも、美しい。そしてエロい(笑)別に脱いでるわけでもなく直接的な描写があるわけでもないんですけど、とにかく官能的なんです。ルコント監督の独特の世界に映し出されると必然的にこう映ってしまうんでしょうか。その世界では「エロい」なんて低俗な言葉は適切じゃありませんね。訂正します、「エロス」です。もっと言うなら「気品溢れるエロス」ですね。言ってて恥ずかしくなってきました。
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そんな監督の描き出す、柔らかな質感のある世界で物語は進むのですが、これは大人向けですね。大人といっても20代の若造なんかは含まない「アダルト」な大人です。正直申しますと私、この映画を堪能するには幾分経験値が足りなかったようです。

勘違いから始まった二人の関係、密室での会話が劇中の9割をしめる作品なんですが、「会話が命!」というものでもない。つかみ所の無い二人の会話を眺めながら、彼らの微妙な心の動き、表情、女の謎めいた雰囲気、会う度に軽装になっていく女の服装、ネクタイをとった男の変化、そんな一つ一つのパーツを拾い集めながら、ただ、二人の心境の変化を想像しながら成り行きに魅入いってしまう、そんな作品です。

ただ、これはあくまで目に見えるものを拾い集めて頭で理屈をこねただけであって、その裏側に含まれた両者の抱える孤独や積み重ねる会話によって次第に満たされていく二人の心境を「感じ取る」ことが難しかったというのが正直なところ。この映画は頭で考えて「理解する」作品じゃないような気がするんです。「感じ取る」作品ではないでしょうか。それが出来てこそ、より一層深みと感動を得ることの出来る内容だと思います。まだまだおこちゃまの私にとってはちょっと背伸びが必要な作品でした。


「親密すぎるうちあけ話」
★★★★☆☆

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この監督の作り出す雰囲気はとっても心地よくて個人的にかなりツボ。内容は純粋に楽しめなくてもその雰囲気に酔えただけで満足だったり(笑)
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Comment

そうか・・・

こんにちは。
サンドリーヌボレーヌって、大好きなんですが、もうオバさんですかね(笑)
フランス女優は歳を重ねても美しいと思うのですがー。
何はともあれ、一風変わった大人のロマンスでしたねー。
雰囲気に酔えればOKです♪

こんばんは

いや~、女は40歳からですって!爆
…と、思っておりますです。^_^;
そうですね、理解するより感じるっていう表現ぴったり。
サンドリーヌ・ボネールだけにとどまらず、出てくる女優さん達皆が美しさ全開でしたね~

>かえるさん
こんばんは。
年を重ねても美しいのはホント同感ですね~。オバサンだから美しくないというわけじゃありませんから(笑)年相応の美しさみたいなものがありますよね。フランス女優は特にその傾向が強いような気がします。

>charlotteさん
40歳からですか!う~ん、奥が深い(笑)
みんな魅力的でしたね。この映画に限らずルコント作品にでてくる女性はホントみんなキレイです。不思議な魅力ですよね。

こんばんは!

久しぶりにルコント監督らしさの出た、
上質な大人の恋愛映画♪でありました。
大満足!であります。

>「気品溢れるエロス」ですね。

同感!です。

>伽羅さん
観られましたか!
ほんと「オトナの恋愛映画」ってかんじでした。若輩者の私にとっては、この映画を髄まで堪能できるほど経験値が足りなかったのが悔やまれます(笑)私もあのルコントな雰囲気、かなり好みです。

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