エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版
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「エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版」

西暦2006年。台湾と中国の紛争が引き金となり、世界は全面核戦争に突入。北半球は放射能汚染で全滅、南半球の一部にわずかな人々を残すだけになっていた。そんなある日、人間が絶滅したはずの北半球から電子メールが届く。「絶望するな」という謎めいたメッセージ。生き残りの希望をかけて、タワーズ船長は部下とともに地獄のような北への航海に出るのだが、彼らを待ち受けていたのは…。
「人類最後の日、あなたは誰と過ごしますか?」
全ての人に観て欲しい、B級映画の傑作。

西暦2006年。台湾と中国の紛争が引き金となり、世界は全面核戦争に突入。北半球は放射能汚染で全滅、南半球の一部にわずかな人々を残すだけになっていた。そんなある日、人間が絶滅したはずの北半球から電子メールが届く。「絶望するな」という謎めいたメッセージ。生き残りの希望をかけて、タワーズ船長は部下とともに地獄のような北への航海に出るのだが、彼らを待ち受けていたのは…。
「人類最後の日、あなたは誰と過ごしますか?」
全ての人に観て欲しい、B級映画の傑作。
こんなことを言うと怒られそうだがこの作品、実は1959年の名作「渚にて」のリメイク。といっても制作国はオーストラリア、それもTV映画なんです。数年前にこれをレンタルしたとき、ジャケットと邦題の印象から、単なるパニック映画だと思ってレンタルしたんです。原題は「On the beach」。何故こんなふざけた邦題とジャケットにするのか、鑑賞後は怒りがわいて仕方なかった。それほどまでに素晴らしい作品。実は私が始めて買ったDVDがこの作品でもあります。鑑賞直後、衝動的にamazonで注文しちゃったんですよね。DVD買い出すとキリがないと思ってたので敢えて買わないようにしてたんですが、この作品だけは違いました。「これは絶対に自分の手元においておかなければ!」と思わされるだけの衝撃だった。
冒頭でも書いたように、この作品ははっきり言ってB級映画です。潜水艦の内装はチャチだし、死体のまぶたがピクピク動いてたりするし、やや強引なラブロマンスなんかも登場する。そして208分にも及ぶ恐ろしく冗長なストーリー展開は特筆モノでしょう。だが、私は声を大にして言いたい。「この冗長さがいいのだ!」と。
オリジナルでは米ソの冷戦下という設定が、このリメイク作品では「台湾をめぐって起こった米中の全面核戦争後の世界」という現代風の設定の置き換わってストーリーは進みます。北半球は放射能に汚染された死の世界、残された人類は南半球で生活するが、次第にその放射能は南半球にも迫ってきて・・・という、絶望的な世界で生きる人間達。そんな彼らの「死への日常」が、淡々と描かれています。
一片の希望に賭けて出航する海軍、彼らとその家族の物語がこの作品の主軸なんだが、はっきり言ってカットしようと思えばいくらでもできるほど、ストーリー上重要と思えないシーンが多い。上官と部下のちょっとしたやりとり、家族との他愛ない会話、登場人物たちの軽いエピソード、どれもカットしてもストーリーに支障をきたさないシーンです。事実、この208分の「完全版」の前に、130分の「通常版」が発売されている。60分以上のシーンが追加されているわけです。そんな何気ないシーンの数々、これが最後の時へ向かう人たちの「今」を痛々しいほどに感じさせられる。人の日常なんて、端から見れば冗長なものでしょう。だがそれは我々が普段暮らしている日常とは意味が違う。刻一刻と迫る最後の時への日常、どうしようもないほどいとおしい「今」、その時なんです。
恐怖にかられ泣き喚くのではなく、不安からヒステリーを起こすでもなく、普段どおりの生活。隣には愛する人、家族、仲間、そして生まれ育った街。それぞれのエピソードを眺めていると、なんとも言えない気持ちになってくる。只のパニック映画だと思って観始めた私、鑑賞後は只々、呆然としてしまった。
現在世界にある核の数は3万発以上、いつでもこの映画と同じ状況に地球を変える(というか、何度でも地球を壊滅させる)ことのできる環境の中で我々は生活している。そんなことを改めて強く認識させられるテーマを持った作品でしょう。「この映画を観て何も感じない人間がいるはずがない、いや、いないと信じたい」そんな気持ちにさせてくれる作品。必見です。
「エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版」
★★★★★★
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※舞台となった時代は何と今年!争いの絶えない世界情勢だけど、近い将来、こんな未来がこないことを祈りたいですね。
冒頭でも書いたように、この作品ははっきり言ってB級映画です。潜水艦の内装はチャチだし、死体のまぶたがピクピク動いてたりするし、やや強引なラブロマンスなんかも登場する。そして208分にも及ぶ恐ろしく冗長なストーリー展開は特筆モノでしょう。だが、私は声を大にして言いたい。「この冗長さがいいのだ!」と。
オリジナルでは米ソの冷戦下という設定が、このリメイク作品では「台湾をめぐって起こった米中の全面核戦争後の世界」という現代風の設定の置き換わってストーリーは進みます。北半球は放射能に汚染された死の世界、残された人類は南半球で生活するが、次第にその放射能は南半球にも迫ってきて・・・という、絶望的な世界で生きる人間達。そんな彼らの「死への日常」が、淡々と描かれています。
一片の希望に賭けて出航する海軍、彼らとその家族の物語がこの作品の主軸なんだが、はっきり言ってカットしようと思えばいくらでもできるほど、ストーリー上重要と思えないシーンが多い。上官と部下のちょっとしたやりとり、家族との他愛ない会話、登場人物たちの軽いエピソード、どれもカットしてもストーリーに支障をきたさないシーンです。事実、この208分の「完全版」の前に、130分の「通常版」が発売されている。60分以上のシーンが追加されているわけです。そんな何気ないシーンの数々、これが最後の時へ向かう人たちの「今」を痛々しいほどに感じさせられる。人の日常なんて、端から見れば冗長なものでしょう。だがそれは我々が普段暮らしている日常とは意味が違う。刻一刻と迫る最後の時への日常、どうしようもないほどいとおしい「今」、その時なんです。
恐怖にかられ泣き喚くのではなく、不安からヒステリーを起こすでもなく、普段どおりの生活。隣には愛する人、家族、仲間、そして生まれ育った街。それぞれのエピソードを眺めていると、なんとも言えない気持ちになってくる。只のパニック映画だと思って観始めた私、鑑賞後は只々、呆然としてしまった。
一体なぜこんなことになった
なぜなんだ?
誰か教えてくれ
教えてくれ!
現在世界にある核の数は3万発以上、いつでもこの映画と同じ状況に地球を変える(というか、何度でも地球を壊滅させる)ことのできる環境の中で我々は生活している。そんなことを改めて強く認識させられるテーマを持った作品でしょう。「この映画を観て何も感じない人間がいるはずがない、いや、いないと信じたい」そんな気持ちにさせてくれる作品。必見です。
「エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版」
★★★★★★
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※舞台となった時代は何と今年!争いの絶えない世界情勢だけど、近い将来、こんな未来がこないことを祈りたいですね。
![]() | エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版 アーマンド・アサンテ (2001/02/23) ビデオメーカー この商品の詳細を見る |
- [2006/05/25 23:59]
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コメント
やった!やっぱりbaohさん鑑賞なさってましたね!!
私もこの映画結構好きです。あの絶望感の中でのあの長さは流石にグッタリ堪えますよね。
まず確実にやばいのうちの隣国のあの国でしょうな…。
まさか…!エンドオブザワールドみたいな事を迎えたらどうしよー…!!
しかし私達はこの映画を見ているので何とかなるでしょう(んなワケナイがw
まぁありえないとは言い切れない映画なんで見終わった後も変な絶望感が漂ってました(汗)
しかし是非見てもらいたい映画ですね。
私もこの映画結構好きです。あの絶望感の中でのあの長さは流石にグッタリ堪えますよね。
まず確実にやばいのうちの隣国のあの国でしょうな…。
まさか…!エンドオブザワールドみたいな事を迎えたらどうしよー…!!
しかし私達はこの映画を見ているので何とかなるでしょう(んなワケナイがw
まぁありえないとは言い切れない映画なんで見終わった後も変な絶望感が漂ってました(汗)
しかし是非見てもらいたい映画ですね。
>KAZUさん
観ましたよ!
これ、てっきりただのお気楽B級パニック映画だと思って借りたんですよね。こんなヘビーな内容だったとは・・かなりの衝撃でした。ラストで呆然としましたもんw映画DVDで始めて購入した作品でもあります。
観ましたよ!
これ、てっきりただのお気楽B級パニック映画だと思って借りたんですよね。こんなヘビーな内容だったとは・・かなりの衝撃でした。ラストで呆然としましたもんw映画DVDで始めて購入した作品でもあります。
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2000年 アメリカ/オーストラリア 監督: ラッセル・マルケイ 主演: アーマンド・アサンテ ■ストーリー 21世紀初頭にアメリカと中国の間で起きた核戦争 それで北半球が壊滅 。南半球も放射能に侵されつつあ....
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