CUBE ZERO
|Posted:2006/05/22 01:06|Category : その他映画|
「CUBE ZERO」を観た。
天才的な頭脳を持つ研究者ウィンが、次々とトラップを繰り出す“ZERO型CUBE”の謎に挑む。今回は第1作『CUBE』以前へと遡り、CUBE誕生にまつわる謎が解き明かされていく。
劇場公開時、結局観に行けないままに終わり、レンタル開始後もあまり評判がよろしくなかったのでずっと後回しになってた作品。期待値水面下の状態でようやく鑑賞。
天才的な頭脳を持つ研究者ウィンが、次々とトラップを繰り出す“ZERO型CUBE”の謎に挑む。今回は第1作『CUBE』以前へと遡り、CUBE誕生にまつわる謎が解き明かされていく。
劇場公開時、結局観に行けないままに終わり、レンタル開始後もあまり評判がよろしくなかったのでずっと後回しになってた作品。期待値水面下の状態でようやく鑑賞。
思ったより酷くなかったかな、というのが最初の感想。まぁ全く期待してなかったからであって、期待してコレ見たらガッカリものだと思いますが・・・
今作では被験者達の悲壮感がイマイチ足りませんでしたね。こういう絶体絶命の状況からのサバイバルってのは登場人物の悲壮感が大事です。追い詰められて次第に衰弱していく精神、極限状態におかれた人間の葛藤や仲間割れなんかを見ながら、鑑賞者は次第にその世界へ引き込まれていくというのがこの手の作品の醍醐味なんですが・・・そういった人物描写が甘かったように感じます。管理側の人間が危険を冒してCUBEに入り込んでいくには動機が弱すぎるし、命令に忠実だった同僚の死を賭してのコード切断なんて、いくらなんでも無理矢理すぎます。
そして設定のいい加減さも少々目に付きますね。人間が一瞬で蒸発するほどの高熱での「清掃」にも耐えられるほどのCUBEなのに、主人公のメガネ君が「えいっ」と引っ張っただけでパイプがとれたり、酸でプレートが一瞬で溶けたりと、強いのか脆いのかよくわかりません。黒人のスーパージャンプに至ってはB級臭さ全開ですね。ラストに逃げた主人公達を捕まえにきた部隊の方達が、何故水に潜ったり木の陰に隠れたりして狙撃するのかも、サッパリ理由がわかりません。
まぁそういう荒っぽさも含めてB級スリラー(といかホラー?)として観ればそこそこは楽しめる内容だと思います。CUBE1並の緊張感や絶望感を期待して鑑賞すると肩透かしに感じること請け合いですが、お手軽なスリルを味わいたい気分の時には最適な作品でしょう。時間も97分程と丁度いい長さだしね。
「CUBE ZERO」
★★★☆☆☆
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今作では被験者達の悲壮感がイマイチ足りませんでしたね。こういう絶体絶命の状況からのサバイバルってのは登場人物の悲壮感が大事です。追い詰められて次第に衰弱していく精神、極限状態におかれた人間の葛藤や仲間割れなんかを見ながら、鑑賞者は次第にその世界へ引き込まれていくというのがこの手の作品の醍醐味なんですが・・・そういった人物描写が甘かったように感じます。管理側の人間が危険を冒してCUBEに入り込んでいくには動機が弱すぎるし、命令に忠実だった同僚の死を賭してのコード切断なんて、いくらなんでも無理矢理すぎます。
そして設定のいい加減さも少々目に付きますね。人間が一瞬で蒸発するほどの高熱での「清掃」にも耐えられるほどのCUBEなのに、主人公のメガネ君が「えいっ」と引っ張っただけでパイプがとれたり、酸でプレートが一瞬で溶けたりと、強いのか脆いのかよくわかりません。黒人のスーパージャンプに至ってはB級臭さ全開ですね。ラストに逃げた主人公達を捕まえにきた部隊の方達が、何故水に潜ったり木の陰に隠れたりして狙撃するのかも、サッパリ理由がわかりません。
まぁそういう荒っぽさも含めてB級スリラー(といかホラー?)として観ればそこそこは楽しめる内容だと思います。CUBE1並の緊張感や絶望感を期待して鑑賞すると肩透かしに感じること請け合いですが、お手軽なスリルを味わいたい気分の時には最適な作品でしょう。時間も97分程と丁度いい長さだしね。
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