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風と共に去りぬ

「風と共に去りぬ」を観た。
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アメリカ南部の町アトランタで自由奔放に生きる女性スカーレット・オハラ。彼女は初恋の男性レスリーに求婚するが、レスリーは彼女の申し入れを断る。そんな中、南北戦争が勃発しアトランタは戦渦に巻き込まれる。混乱の最中、スカーレットは風来坊の男レット・バトラーと出会い、次第に彼の魅力に惹かれてゆく。

この連休の間に観ようと決めていた作品。4時間もの上映時間なもんだから、観たくても平日じゃ到底無理だし、週末もなにかと用事があってまとまった時間がとれなかったんですよね。GWの最終日にようやく観ることが出来た。


これが1939年という、今から70年近く前に作られた作品だというのが驚きだ。まず鑑賞開始すぐに、その衣装や美術の素晴らしさに圧倒された。舞台となる1800年台後半のアメリカにあっというまにタイムスリップさせられたような感覚でしょうか。次々と変わる美しい衣装はもちろんのこと、屋敷の家具からなんてことのない小道具までなんだか時代を感じさせると共に、きらびやかなドレスを身に纏いパーティでは男たちの求愛を一身に受ける主人公を見ていると女性なら憧れに似た感情を抱くこと請け合いでしょう。
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そして次に驚かされたのがその女性像。次々と降りかかる逆境にもめげずに、強く、したたかに生き抜こうとするその姿はまだまだ保守的だった当時の世の中では画期的だったんじゃないでしょうか。
南北戦争によって何もかも失ったスカーレットが荒れ果てた畑で引き抜いた大根を貪りながら

「盗みを働いてでも、例え人を殺してでも生き抜いてやるわ!」


と夕日をバックに絶叫するシーンは只々圧巻。原作発売当時、聖書に次ぐベストセラーになったというから、このスカーレット演じる「女性像」は当時の女性達の大いなる共感と憧れを呼んだのでしょう。

しかしながら、男の私としては首を捻ってしまいたくなる描写が山盛りだったというのが正直なところ。主人公スカーレットのドギツイ性格の犠牲になった男たちが哀れでならない(笑)。愛する男が自分の物にならなかったと知って、あてつけのように愛してもいない男と適当に結婚したり、生き抜くため(金の為)に愛していないどころか、妹の恋人だった男を騙して横取りしたりするもんだから開いた口が塞がりません。最初の旦那は結婚直後に戦死、当然悲しむ様子なんて一切無し。2番目の旦那に至っては悲惨極まりなく、商売の主導権を妻に奪われ、製材所へ移動中に暴漢に襲われたスカーレットの為に、復讐しようとこっそり出かけるも頭を打ちぬかれて死亡というから目も当てられない。愛して無いとはいえ旦那が死体となって道端に転がってる間、妻であるスカーレットは元々愛していた男に寄り添っているというから救いが無い。「愛しても無い男の為に、悲しむふりするのはもうたくさんよ!」なんて血も涙もない台詞には、この映画を観た世界中の男性が震撼したことだろう。「も、もう勘弁してくれ~」と。そんなスカーレットも2番目の旦那の死には少々ヘコんだらしく、自分のやってきた事に後悔の念をもった様子だったのですが、直後にあっさりとレット・バトラーと結婚してしまうからビックリです。

ラストで全てが手遅れになり、ようやく本当の愛に気づいたスカーレット、結局は彼女はこれからも一人で生きていくのだろうか?

男の立場から言えばとても共感はできないが、彼女の激しすぎる生き様はドラマチックかつ非常に魅力的だし、「南側から見た南北戦争」の描写は新鮮で、当時の奴隷制度の様子なんかも垣間見れる。そして4時間に及ぶ劇中、全く飽きさせることなく没頭させてくれるスカーレットの物語はさすがに「名画」といわれるだけのことはある。単なるラブロマンスくらいのものだろう、という私の先入観が木っ端微塵に打ち砕かれた作品だった。「ラブロマンス」というには程遠い、一人の女の生き様を通して「強い女性像」を1939年という時代に描ききったこの作品、男女関係なく見応え十分の内容でしょう。

「明日、あの人を取り戻す方法を考えることにしよう。私にはタラの大地がある。それがある限り、私は生きていける」



「風と共に去りぬ」
★★★★☆☆

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※スカーレットとレットのその後を描いた「スカーレット」というTVドラマがあるみたいですね。キニナル~。

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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Comment

わしにはマネできんが、「愛しても無い男の為に、悲しむふりするのはもうたくさんよ!」てのは同感

映画のアシュレイはあんまりカッコよくないけど、本で読むとなんだかとってもステキで、
こんなステキな人があんなしょーむない女と結婚しやがってばーかくらいの気持ちになるから不思議ダ

マネはできんがあこがれるな確かに

>ぐー
原作読んで無いんだけど、本だとアシュレーはさぞ魅力的に書かれてるんだろうなぁって思ったよ。映画だと、全然魅力的じゃなかったから、どこにそんな惹かれるのかサッパリだったw

やっぱ憧れますか。ぐーたんも乙女ですね( ゚∀゚)

もうこの作品はスカーレットへの華やかな部分への憧れというより、
どんな事があっても負けない信念の強さに惹かれます!
辛くっても、明日また考えましょう。
タラがあるわ、と前向きに生きる精神が凄く好きです。
レッドとの気持ちのすれ違いも
本当に切なくて、、、、
気が強い部分を自分に重ねちゃったりして、、、
v-14
何度観ても飽きない作品です☆
永遠にベスト1だろうな~♪

>migさん
この強い女性像が世界中の女性の心を掴んだんでしょうね~。ここに共感できる方にとってはこの映画は最高の作品だと思います。
「辛くても、明日考えよう」って台詞は心に残りますね。「明日は明日の風が吹く」っていうカル~イ感じとは違う、力強さが良いです(笑)

おれのポリシー
「明日でもいい仕事は今日やらない」

ちょっと似てないか!?

>ぐー
う~ん、まぁ「近からず、近からず」てカンジかな。

スカーレットにあやまれ(゚Д゚)!

はじめまして~!

はじめまして。

私も「風と共に去りぬ」が大好きなひとりです。
 70年近くも前の作品なのに、その輝きは色あせることがありませんね~! まさに不朽の名作だと思います。

 私もブログで、今回「風と共に去りぬ」について書きました~よかったら遊びに来て下さいね~ではまた!

>ルーシーさん
はじめまして~コメントありがとうございます。

色褪せない名作ですね。デジタルリマスター版で文字通り「色褪せない」作品になってます(笑)

ブログのほう、拝見させてもらいますね。
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