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バーバー

「バーバー」を観た。
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1949年、カリフォルニアの片田舎サンタローザで床屋を営む無口な男エド・クレイン。平凡な毎日を送るエドだったが、ふとしたことから妻ドリスと彼女の上司デイブの浮気を疑い始める。そんなある日、店に来た客の一人からドライクリーニングの商売を始めるために資金を出してくれる人を探している、との話を聞かされたエド。この話にすっかり乗り気になった彼は必要な資金を得るために、ドリスとの不倫をネタに相手のデイブを恐喝することを思いつく。一時は思い通りに事が運んだかに見えたエドだったが、やがて事態は予想もしない方向へと転がり始めた……。

コーエン兄弟の傑作らしいのでレンタルしてみた。

ふ~む、傑作ってかんじですね、うん。なかなかよかったですよ。批評家と映画通が絶賛するタイプの作品ですね。そして映画にはピンとこなかった人も彼らの賛辞を見てとりあえず誉めてみる、そんな作品(笑)

まぁ面白いか面白くないかでいえば「面白くない」し、楽しいか楽しくないかで言えば「楽しくない」、かといって心に染み入るものがあるかと言えばそうでもない。映画にそういう要素を少しでも求める人には「フ~~ン」で終わる作品だろう。そして私はまさにそのタイプの人間なのである。

この映画、喜劇的な要素もはいってると思われるが、その「喜劇」の部分でも笑みがこぼれるような類のものではないですね。ひたすら淡々として物事に動じない主人公エド、そんな達観したようなイメージに反した、実際の彼の思考・行動の底の浅さのギャップ、そしてその行動をきっかけに、あらゆる勘違いから生み出される数奇な運命と、それに翻弄されていく「淡々とした彼」の悲哀に満ちた姿を「喜劇」として捉える作品だろう。

個人的に印象的だったのは、ロズウェル事件をからませてくるエピソード、これは予想外だった(笑)。「主人が宇宙人に・・・これは政府の陰謀よ」などと言う婦人、主人の死に気が触れたのかと思いきや、本当に目撃していたというオチ。そして最後のエドの夢にでてくるチープな円盤が、彼のお堅いイメージとのギャップがあって可笑しいし、円盤にさらわれる現実逃避なのかと思ったら、ここでも一瞥しただけでアッサリと監獄に戻っていくという、彼の「全く悔いはない」という、まるで他人事のように自分の人生を見つめる彼の心理状態が感じ取れる。
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このチープな演出からシリアスさを垣間見せる手法が、個人的にこの映画の中でもっとも光っていて、監督のセンスを感じる点だったように思う。主人公のキャラクターはよかったけど、ストーリー展開なんかは目を見張るようなものでもないような気がします。欠点も特に見当たらないし、全てが高い水準でまとまっているが、突出して印象に残る部分がないというか。まぁそこまでは求めすぎなのかもしれないが(笑)。そういう意味で、この宇宙人エピソードは良かったですね。

非常に良く出来た映画だと思うけど、「記憶に残る映画」ではないかな、というのが正直な印象の作品でした。

「バーバー」
★★★☆☆☆

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↑まだあどけなさの残るスカーレット・ヨハンソンがぽちゃぽちゃしてて可愛いw
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Comment

こんにちは!!

私は結構好きでしたね~。
主人公の転落人生が実に滑稽で(笑)

スカーレット・ヨハンソンが主人公のチャックを降ろす姿にドッキドキ☆

コーエン兄弟作品の中だったら、『赤ちゃん泥棒』か『未来は今』が好きかな~。

トラックバックさせてもらいました。

>マイコさん
こんにちは!

チャックおろすシーンは「え、そんな女だったの?」というショキングなシーンでもありました(笑)その後のホイールが転がって場面が移り変わるシーンも印象的ですね。

コーエン兄弟の作品って、むか~し「ファーゴ」観ただけで、それも内容全然覚えてないという体たらくなので、基本的に私の肌にあわないのかな?と思ってしまいました。
この作品も2,3年したらキレイサッパリ忘れそうでw

こんばんは~
INDEXで見つけたので~
確かに感動みたいな要素はないですよね,
警察は例によって間抜けだし,エドの計画も浅いですよね(笑)

それにしても,スカーレット・ヨハンソンが虫も喰わない顔して
やることはやってるんだね~ってとこが面白かったかな!

>hiroさん
主人公の思慮深そうと思いきや、シリアスな顔してめっちゃ浅はかなとこが笑いどころですね(笑)UFOのくだりが印象に残ってます。

そしてスカちゃんがチャックおろすところもw
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バーバー

『バーバー』あらすじ『1949年夏、北カリフォルニアのサンタ・ローザ。平凡な人生を送る理髪師のエドは妻・ドリスの兄・フランクが経営する床屋で退屈な毎日を繰り返していた。デパートで働くドリスが、上司のデイブと不倫関係だと気づいても、無関心を装...

(感想)バーバー(2007年38発目)

バーバービリー・ボブ・ソーントンのナレーションがいいですね。コーエン兄弟特有のユーモアもなかなか!STORY1949年夏、北カリフォルニアのサンタ・ローザ。エド・クレイン(ビリー・ボブ・ソーントン)は、義兄
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