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ベルリン・フィルと子どもたち

「ベルリン・フィルと子どもたち」を観た。
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“子供たちに、もっとクラシックの楽しさを感じてもらいたい”それはサー・サイモン・ラトルの呼び掛けから始まった。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者そして芸術監督に就任したラトルは新たな活動として「教育プロジェクト」を発足し、その一環で子供たちがバレエ曲を踊る「ダンスプロジェクト」を始動させる。

音楽にはもっと可能性がある。意味を持ち、人々の役にも立てる。
その1つとして、音楽にできるのは人々を分断するのではなく、1つにすることなんだ
―――サー・サイモン・ラトル



ツタヤでたまたま見つけて反射的にレンタル。まぁ例によってドキュメンタリー映画だとは全く知らずに鑑賞。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者であるサー・サイモン・ラトルの「クラシックの素晴らしさをもっと子どもたちにしってほしい!」という呼びかけから始まった一大プロジェクト、それはあらゆる年齢・国籍・社会的階層を背景にもつ250人の子どもたちと、ベルリン・フィルハーモニー楽団とのコラボレーション。

この子ども達というのが、オーディションによって選ばれた選りすぐりの才能あふれるダンサー達・・・というのでは全くない、踊ったことなど一度もないド素人の子ども達なんです。

映画の前半、いや、3分の2くらいは子ども達のレッスン風景で占められています。最初のうちはやる気もたいしてなく「面白半分で参加したけどこんなビシビシやるのダリ~」みたいな子どもや、恥ずかしさからふざけたり友達をしゃべったりしながら練習に身の入らない子ども達を、コーチが諫めながら優しく、そして厳しく稽古をつけていく。
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この間、ずっとコーチのダンスを通しての人生哲学のようなものが延々語られるんです。これが眠いのなんのって(爆)コーチの熱意が徐々に伝わって、いいかげんだった子どもたちが次第に真面目になっていく様子や、人間的に成長していく様をインタビューを交えながらつぶさに映像化されているんだが、全然入り込めませんでした。「RIZE」は結構はいりこめたんだけど、これはキツかった。レッスンとインタビューの繰り返しでタラタラタラタラした映像がずっと続くもんだから、いつのまにか寝てしまってました
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というわけで本日、第二夜を迎えたわけですが(笑)、後半のオーケストラの練習の比率が上がってくる頃から一気に魅せられます。バレエ音楽である「春の祭典」という曲なんですが、これがド迫力!いくつもの楽器が重なって奏でる音楽ってとてつもない迫力がありますよね。ちょっと流れ出しただけで画面に釘付けになってしまいました。

そしてその練習風景も新鮮でした。指揮者であるサイモンが「そこ、2オクターブほど下げてみて!」なんて注文つけると、瞬時にそれに対応した演奏をするんです。各パートにすごく曖昧で抽象的な注文をつけるんですが、奏者達はそれに見事に応えて一つの音楽に反映させる。私みたいな素人から見たら、単純に「スッゲー」ですよ。指揮者という「脳」のイメージを忠実に、瞬時に再現していく「四肢」である楽団が、まさに一個の生き物のように見えてしまいました。

ラストの楽団と子ども達のダンスの競演もそれなりに迫力があってよかったですが、ちょっと短すぎたように思います。あそこはフルコーラス魅せて欲しかったなぁ。
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様々な境遇の子ども達の成長にはあまり感情移入できませんでしたが、オーケストラの練習風景とド迫力の演奏が聴けただけでそこそこ満足の作品でした。

「ベルリン・フィルと子どもたち」
★★★☆☆☆

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最後に、劇中で印象に残った台詞を紹介したい。

サー・サイモン・ラトルの言葉

クラシックは皆の音楽だ。気後れする必要はないし・・・遠くにあるものでもない。リッチな老夫婦のためだけの音楽じゃない。ベルリン・フィルも人が崇めるような権威でも何でもない。すばらしく感動的な音楽を生み出す場所だ。だからみんなに聞いて欲しい。
もし私に信仰があるならば、音楽が・・・皆のものだと信じてることだ。


ベルリン・フィルの指揮者という立場の人間の言葉だからこそ心に来るものがある!

初老のダンスコーチの言葉

芸術家は世の中の悪い風潮を促進させた。
ほとんどの人たちに・・・人生に芸術は要らないと思わせた。だが芸術家というのは、自分が情熱を傾けるものを、人とわかちあいたいと願うものだ。
もし私が接してきたものに、まだ接したことのない人がいるならば・・・私は行く。

「自分が素晴らしいと思ったものは人とわかちあいたい」すごくわかる。そしてその情熱を忘れることなく、いつまでも持ち続けたいものです。
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