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ヒトラー ~最期の12日間~

ヒトラー ~最後の12日間~ を観た。
ヒトラー

1945年4月20日。ソ連軍の砲火が押し寄せるベルリン。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していた。もはや敗戦を疑う者はいなかったが、正常な判断力を失ったヒトラーは、わずかに残った軍勢に戦況の挽回を命じ、惨状をさらに悪化させてゆく。狂気の独裁者を前に、選択を迫られる側近たち。最期まで運命をともにしようとする者、袂を分かって逃亡を謀る者、酒と享楽に溺れて現実逃避する者。そんな一部始終を間近で目撃していた総統付き秘書のユンゲは、ある日、ヒトラーから遺書の口述筆記を依頼される―。 (goo映画より)

重っ

果てしなく重い。

末期のヒトラーとその周辺を描いたこの映画、一片の希望も救いもない状況で淡々と物語は進みます。
ヒトラーと聞けば「人間離れしたカリスマ的指導者」ってイメージが浸透してるけど、この映画のヒトラーは極めて人間的に描かれてます。

プライベートでは優しい一面を覗かせたり、絶望的状況が進むにつれて半狂乱になって周りの将校にあたりちらしたり、我々がもってるような「悪のカリスマ」的イメージは微塵も感じさせません。おいつめられてボロボロになっていくヒトラーの姿が2時間半にわたってこれでもかと描き続けられます。それはもはや威厳など無い、とても弱々しい存在として。

そして将校とその家族達、絶望的な戦況のなか次々と死んでいく兵士達に対しても情け容赦ない、希望など微塵も感じさせない展開がこの映画の重さに一層の拍車をかけます。

4人の子供達に順番に毒薬を飲ませて殺していく母親、家族4人の食卓で「いただきます」と同時に手榴弾のピンを抜く父親。ヒトラーの死後、次々と自殺していく将校たち、こんなシーンを見ても何故かこの映画、涙はでない。その代わりに戦争に負けるとこうなるという現実をまざまざと見せ付けられるんです。
お涙頂戴的な演出など微塵もなく、だた淡々とみせつけられる。

ドラマとかメッセージとかじゃなく、ただの「現実」、それも果てしなく重い現実だけをドンと目の前に置かれた、そんな映画。


この映画はちょっとすごい
「ヒトラー ~最期の12日間~」
★★★★☆


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hittorar_1.jpg

↑ヒトラー本人がのり移ったかのような迫真の演技、ブルーノ・ガンツ。すごすぎ。後半は完全に目がイってます。





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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Comment

すごー、おもろそう
でも、
みたくねえええ('Д')
ブルーになりそうw

私はおバカなのより重ーいのを選ぶ方。
何か訴えかけるもの、考えさせられるものがある映画が好き。
それが例え救いようのない物でも。
ていうか、「戦争」自体が救いようがないものやし。
本来、残酷で悲惨で目を覆いたくなるような状況のはず。
つくづく戦争なんてなくなればいいのに、と思いますが
人間に欲と復讐心がある限りはなくならないんだろうなぁ

>ぷるさん
見た後に体重が1.5倍になったみたいにズッシリくるよ~。太りたいぷるさんにはオススメかも!(違

>ゆぷさん
何か訴えかけるもの、考えさせられるものがある映画が好き。
それが例え救いようのない物でも。

そんなゆぷさんに「エンド・オブ・ザ・ワールド」マジオススメっす。

戦争は~・・無くなる事はないでしょうね・・。敗戦国の描く戦争映画はホントズッシリきます。

てか、ゆぷさんのブログに今気づいた(#゚Д゚)!映画のほう更新してね~w

 TBありがとうございますm(_ _)m

 ヒトラーの手の痙攣が何だか凄く気に
なりつつ、演じた役者さんは、まさにヒ
トラーそのものでしたよね。

 歴史の持つ独特の重みが、ズッシリと
伝わってきて、当時のドイツ国内の荒れ
様には、ただただ胸が痛くなります。

どうもTB返し&コメント、
いつもありがとうございます!!
今まで、ヒトラーに関する映画や
ドキュメンタリーフィルムを散々観てきましたが、
ひょっとして№.1フィルムかもしれません。
ガンツの演技は演技を超えてました。
もう凄すぎます!!
他の俳優さんたちも含めて、
作り手の意気込みが、今までの作品とは全然違いますね。
映像から凄まじいパワーを感じました!!

>たましょくさま
あの手ピクピク、気になりましたね(笑
ヒトラーのクセだったんでしょうか。

>伽羅さま
ガンツやばかったですね~。ほんとヒトラーが乗り移ってるかのような・・・なんでもガンツはこの撮影に入る前、イタコの修行をしてたとか・・・(嘘

こんばんは、TBありがとうございました。
秘書の視点から描かれた12日間だけに、人々のナチズムの狂気への傾倒、心酔、またそれを許した経済的社会的背景、或いはナチスの罪過については具体的に触れることができなかったんでしょうねぇ。その点が論争になるのは仕方がないことだと思いますが、作品としてはコンパクトにまとまっていたと思います、ブルーノ・ガンツが素晴らしいっすね。

>linさま
ナチスの所業に触れずに徹底してヒトラーと周囲の人間のみの描写に徹してるところが新鮮かつ生々しいですよね。

そういう描写だからこそのリアルさや戦争の悲惨さなんかも十分すぎるほど伝わってくるんですが、やっぱユダヤ人からしたら論争の種になってしまうんですかねぇ。
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